皆さん、こんにちは
今日は春分の日ですが、先週やんごとなき用事で臨時休業させていただいたので、その代わりに臨時営業です。
さて、本日のブログは「クインシー･ジョーンズがアレンジした人気ビッグバンド譜」です。
実は昨日このお題でブログを書く予定でしたが、下調べをしているウチにお題を変更し、「Basie & Beyondのビッグバンド楽譜」を投稿させていただきました。
Basie & Beyondは、The Quincy Jones - Sammy Nesitico Orchestraのアルバムであり、クインシー･ジョーンズとサミー・ネスティコの共同アレンジの曲が中心になっています。
よって、このアルバムの収録曲の楽譜については、昨日のブログを参照していただければ幸いです。
本日はBasie & Beyond意外で、クインシー･ジョーンズの人気「アレンジ」をご紹介させてください。
ところで、私的には、クインシー･ジョーンズといえばこの曲です。
なので、ビッグバンドに関わるようになってから、全く違う顔を見たような不思議な気持ちになりました。そういう人、少なくないのではないですか？
と、脱線してしまいましたが・・・
クインシー･ジョーンズのアレンジは、当社のデータベースが正直なところ完璧ではなく、かなりの漏れがあります。主には、ビッグバンド+ヴォーカルのアレンジなのですが、かなりの数が出版されているので、近々データを整備して拡充させますね。
なので、今日は歌の入らないアレンジのご紹介です。人気のあるのは以下の3アレンジです。曲名も有名ですが、曲名で解らなくても、メロディを聴けばすぐに解る方が多いのではないでしょうか？
Walk, Don't Run (急がば廻れ)
カウントベイシー楽団のアルバム「This Time by Basie」に収録されています。
ちなみに、こちら作曲したジョニー・スミスのオリジナルです。
I Can't Stop Loving You (愛さずにいられない)
このアレンジもカウントベイシー楽団のアルバム「This Time by Basie」に収録されています。
この曲はドン・ギブソンの曲でカントリーミュージックですが、 レイ・チャールズが歌ったことで大ヒットになっています。
I Left My Heart in San Francisco (想い出のサンフランシスコ)
このアレンジもカウントベイシー楽団のアルバム「This Time by Basie」に収録されています。
トニー・ベネットのトレードマークとなった歌として知られていますが、その他にも、フランク・シナトラを初めてとして沢山のヴォーカリストによりカバーされている人気曲で、日本では江利チエミが1963年にカバーしています。
他にも素敵なアレンジがありますよ！
Nice 'n Easy
フランク・シナトラの歌でも有名なこの曲、同じようなイメージのミディアム・スウィングのアレンジです。和みます！
アップテンポの軽快な曲でオープニングやクローザー（最後に演奏する曲）に最適です。クインシー･ジョーンズのアルバム「Birth of a Band」に収録されています。
Dizzy Gillespie Big Bandのアルバム「Birks Works」に収録されているヴァージョン。バンド･メンバーによる歌入りです。めっちゃ楽しそうですね。
クインシー･ジョーンズのオリジナル曲です。
1Stockholm Sweetnin'
ライオネル・ハンプトン楽団で最初に録音されている曲です。この曲についてのとても詳しいブログがありましたので、こちらから見てみて下さい。
クリフォード・ブラウン、オスカー・ピーターソン、ヘンリー・マンシーニ、パティ・オースチンなど数々のカバーがされている人気曲です。
最後にクインシー･ジョーンズのオリジナル曲ですが、演奏するバンドにより2バージョン楽譜がある曲がありますので、これをご紹介させていただいて締めたいと思います。
Jessica's Day (カウント・ベイシー楽団ヴァージョン）
カウントベイシー楽団のアルバム「Basie One More Time」に収録されているバージョンです。編成は
AATTB 5Trp 4Trb GPBDですが、1stAltoはフルートの持ち替えあり、5th Trumpetはオプショナルパートです。これに加え、シェイカーのパートもあります。
Jessica's Day (ディジー・ガレスピー・ヴァージョン）
Dizzy Gillespie Big Bandのアルバム「Birks Works」に収録されているヴァージョンです。
編成がソロ・トランペット+AATTB 4Trp 4Trb GPBDとなります。勿論、ディジー・ガレスピーのバンド用ですので、ソロ・トランペットに頑張っていただくアレンジですが、雰囲気はカウント・ベイシー楽団とほぼ同じです。
どっちもほのぼのとしたアレンジですね。セットリストの中盤あたりに良い感じに挟み込めそうです。
如何でしたでしょうか？どれも古いアレンジですが、有名曲、そしてクインシー･ジョーンズのオリジナルと、数曲のご紹介でしたがバラエティ豊かだったと思います。
気に入った楽譜があれば、是非演奏して見て下さいね。
ご注文お待ちしています！ちょうど今日は海外発注日です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な休日をお過ごしください
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