万華鏡とうたっていて、このポスターだったので、
てっきりいろいろな万華鏡の展示なのかなと
思っていました。
しかし、全然ちがいました。
蛍光灯でできた柱、ゆらゆらと気ままに転がる
球体、くるくるまわる12個のミラーボールの部屋、
真っ暗な部屋の真ん中に置かれた古い机を触ると
声が聞こえてきたり、強化ガラスにかこまれた
優美な噴水、爆破されてがれきが飛ぶ壁、
モールス信号によって制御されている
ガラスの美しいシャンデリアの灯り などなど。
これにより、何を感じたか?
そう、確かに何を観たかより何が感じられたかが重要と
何かに書いてありました。
私も何かを感じたいと、五感をとき澄ませて
一つ一つに作品と対峙しました。
感じたのは、ものごとの多面性。
私が見ているものは、ほんの一面に過ぎず、
同じものを見ても、その時の自分のコンディションによって
きっと感じ方が違うだろうと。
答えはいくつもあるということです。
言いかえれば、感じ方には答えがないのです。
どれもOKということ。
偶然と偶然の瞬間が織りなすアートが
「万華鏡」だとしたら、二度とおなじ絵は
見えないわけだから通じるものがありますね。
最後のほうに、爆破されている壁の作品があり、
ひとつ置いて次の部屋にシャンデリアの部屋があります。
このお部屋、窓が開いていて青山、赤坂方面が
眼下に広がります。
それまで、内面に向かっていた意識が
縛りという無意識の壁を破り、
ぱっと外に解放されるのです。
このとき、私の心の窓も開いた気がしました。
詳しい案内はこちらを 万華鏡の視覚 公式ページ
7月5日まで森美術館で開催です。
今までたくさんの美術展に行ってきたけれど、
二週続けて観たのは初めてです。
