毎年ことですが、今年も新しく社会人になった
新入社員をメディアはこぞって
「言われたことしかしない支持待ち人間」
と取り上げていましたね。
しかし彼らは彼らなりの言い分があって
「ちゃんと説明しない上司が悪い」
とか言うのです。
どっちもどっちという気もするけど
お互いの言い分は確かにその
通りなのだろう。
問題はコミュニケーションがうまく取れない
若い人たちが大勢いるということです。
そして
人の気持ちを考えること
人と心を通わせること
が出来ない
人と人とが心を通わせるという
人間臭さというか
人間味あふれる感情が
決定的に欠けている
ような気がするのです。
どうして彼らは心を通わせることが
できるように成長出来なかったのでしょう。
色々原因はあるのでしょうが
きっと幼少期に親との間で
心を通わせるようなコミュニケーション
をとってこなかったからだと思うのです。
それによって親子間での信頼関係を
築いてこれなかったからです。
どうして親子間での信頼関係を
築いてこれなかったのでしょう。
それは
本当の自分を出したら親に否定された
からです。
こうしたいと言ったらそんなこと
お前には無理だと言われた。
嫌なことは嫌だと言ったら
我ままな奴だと言われた。
こうして欲しいと頼んだら
甘えるなと言われた。
素の自分を出したら
全部否定されてしまったのです。
辛いですよね。
そうすると子供は親の前では
顔色をうかがって
本当の自分を出さなくなります。
我慢モードに突入です(￣_￣ i)
それが長年習慣化されると
自分が何をやっていいのか
何を考えているのかさえ
感情が麻痺してしまって
わからなくなってしまうのです。
干渉されることでのみ
行動するようになる。
支持待ち人間の誕生です。
ひきこもりや不登校になる子ども達にも
同じ事が言えます。
彼らも
言いたいことを言えない
自分をさらけ出せない
相手の顔色を伺うなど
自分を殺してきた人たちです。
それを開放していくことが
問題解決へ繋がっていきます。
それには本当の自分というものを
受け止めてもらえる
何をやっても
何を言っても
ダメな自分でも
グズな自分でも
すべて受け止めてもらえるという
安心感を体験することなのです。