バンビーノ3&+
初日お疲れ様でした♪♪

早く観たいなぁ!!
楽しみだなぁ!!

そんな思いを込めて…

今日変えたネイル、
バンビーノ仕様!!!


繋ぐメモリー そばにはこんなに溢れてる-Image014.jpg
【世界で1番怖いもの】


怖い?
なんだよ、怖いって…



生まれて初めて大事にしたいと思えた人。
だから自分なりに精一杯大事にしているつもりで。
確かに不器用だし、全てが伝わっているとは思ってなかった。
しかし、全く伝わっていなかったなんて…

怖いって、オレは恋人にそんな風に思われてたんだ。

それが苦しくて悔しくて…
その場を逃げ出した。





「あ、阿部、くんっ」

立ち尽くしている背中に柔らかな声が掛けられる。
それだけ。
ただ名前を呼ばれただけで、ささくれ立った心は丸くなっていく気がする。
三橋がそばに居ると、いつものオレになれる。


「あべ、く、ん」


でも、それでも、振り向けなかった。


冷静になると思い当たる節が多過ぎた。
だよな、そりゃオレのことこえーよな。
怒ったり怒鳴ったりばっかだもんな。
怖いって思ってる相手に怖いなんて、三橋は言えねぇよな。


無理して付き合ってくれていたのではないのか。
投げられなくなるのが嫌だという理由で。

そう思い、オレが怖いかと尋ねると三橋は何の躊躇いもなく首を縦に振った。

しかし。

怖いという理由が可愛くて、嬉しくて、ぎゅっと抱きしめると背中に腕が回される。


それならオレだって三橋が怖いかも。

ケガしたら、投げられなくなったら…

もちろんチームにとっても、オレにとっても困る。

でも、もし投げられなくなった時。

自分は意味を失ったと、その存在すらも否定してしまうのではないだろうか。
投手としても、そうじゃなくても、オレの想いは変わらないのに…
きっと泣く。
壊れてしまうかもしれない。

オレは、そんな三橋を想像するのが1番怖い。




****

前書いたやつの阿部くん視点。
次は浜泉!!

【世界で1番怖いもの】



「三橋も阿部こえーよなあ?」

水谷くんの言葉に、少し考えてから首を立てに振る。
そばに居た泉くんが珍しく慌てた様子でオレと部室の入口を交互に見て、何かを言いかけた。

その刹那、

「阿部、何で入んねぇの?」

入口からは栄口くんと巣山くんの、のんびりとした声。
それでオレはそこに阿部くんが居たことを知る。

い、今の聞かれたかな…


チラリと阿部くんを見ると、その視線は真っ直ぐオレに向けられていて。
悲しそうに歪んだかと思うと、阿部くんは部室に入らずに踵を返してしまう。


トン。
シンと静まり返った部室でオレの背中に誰かの手が触れ、その手の主である泉くんが眉間に皺を寄せながら優しく、しかし有無を言わさない口調で
「追いかけろ」
と言った。




「あ、阿部、くんっ!」

走ってようやく追い付いたけど、オレの声に阿部くんは振り向いてくれない。

「あ、べ、くん…」

どうしよう、どうしよう。
阿部くんがオレのこと嫌いになっちゃう。
オレは、オレは、それが…

「三橋、お前…」

元気のない声。
阿部くんはまだ振り向かない。

「オレが怖いの?」

さっき水谷くんにもされた質問。
また首を立てに振る。
今度はもう、考えない。


「こ、こわい、よ…」

オレは、阿部くんが怖いよ。
だって…

「も、もう、オレの球、う、受けてくれなくなったらって、もう、オ、オレのこと怒ってくれなくなったらって、どこか遠くに、行っちゃったらって、き、き、嫌いになられたらって…」

怖い。
怖いよ、阿部くん。

真っ直ぐな眼差しも、優しい手も、確かなぬくもりも、注いでくれる愛情も。
いつかなくなってしまったらって、オレはすごく怖いんだよ。
大好きで、大好きで、大好きすぎて怖いんだよ。


想像するだけで涙が出てしまったオレを、やっと振り向いてくれた阿部くんが笑って抱きしめてくれる。

今だけは怖くない。
世界で1番怖い阿部くんの腕の中は、世界で1番安心できる場所。



*******
あー、やっちまいました(笑)
阿部くん視点や浜泉、巣栄でも書きたい。