暇つぶしの読み物としてお付き合いください
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小さな子供の頃家にあった
当時流行った曲のレコード
「薔薇が咲いた」だとか
「黒猫のタンゴ」などの
赤いフニャフニャしたレコードだったが
母や姉がプレーヤーを操作してくれて
鳴らせてくれたのを見ながら
そこから音楽が出てくることは
とても不思議なことに思えた記憶がある
中学くらいまではレコードと
カセットテープが音楽を聴くための
当然のアイテムであった
レコードは基本的に設置型の
プレーヤーで使うものだったし
カセットは所謂ラジカセというものがあり
持ち歩きは可能だったものの
大小の違いはあれど、どれも
身軽に携帯できる大きさではなかった
SONYがWalkmanを発売して
ポータブル型のカセットプレーヤーが
一般的になって初めて
好きな音楽を自由に持ち運ぶ時代になった
その意味でWalkmanは画期的商品だった
その後CDが出てきて
MP3プレーヤーが出てきたが
当初は有線式イヤホンで聞くスタイルだった
つい10年くらい前までは有線式イヤホンや
スピーカーが当たり前だったのに
今は音楽サブスクをスマホから
ワイヤレスイヤホンや
ワイヤレススピーカーに飛ばして楽しむ時代
ワイヤレスと言えばラジオもその一種で
ラジカセに比べるとラジオだけのものは
ワイシャツの胸ポケットに入るくらいの
コンパクト型のものが随分昔から存在するが
音楽を楽しむためのアイテムと考えると
好きな音楽だけを流しておけないのは
ウォークマンのような携帯型の
カセットプレーヤーやCDプレーヤーとの
決定的な違いで
私の場合はそれ故にラジオは多用しない
カセットテープとCDは
好きな音楽を持ち歩くという点では
画期的だったが
プレーヤー本体の他に
たくさんのカセット/CDを
持ち歩かなくてはならず
嵩張るのが難点だった
MP3が出始めた頃は
単体のMP3プレーヤーというのもあったが
次第にスマホがその機能を担うようになり
今ではDigital Audio Player(DAP)として
主にかなり高額の高級プレーヤーが多くなった
私はFIIO X1とPLENUE Dという
比較的初期の低価格な2モデルを持っている
10年くらい前はこれにMicro SDを差し込んで
iTunesで買ったMP4形式のデジタル音源を
たっぷり詰め込んで聞いていた
カセットやCDと違いモーター駆動する部分はなく
バッテリー消費量が少なく長時間使用できたので
海外出張時の飛行機内で大活躍してくれた
今でも現役で可動するが
最近これらは音楽用としては殆ど使わなくなった
デジタル音源は実体がなく
いくらたくさん持っても
それ自体は嵩張ることはない
ただ、iTunesで楽曲を購入していた頃は
たくさん買えばそれなりの金額になるので
好きな曲以外は買うのはやめようか…と
悩むことも多かった
2018年に、久しぶりにドイツ出張があって
往復の長い飛行機内で聞くための
MP4音楽コレクションを一気に充実させた後
送られて来たAppleからの領収書が…
これがサブスクに切り替えるきっかけになった
そして今や音楽サブスクの時代
私はApple Musicを使っているが
月1000円程度で聴き放題なので
少しでも興味のある曲や
最新の曲をいくらでもプレイリストに追加できる
もっとも、それほど長時間音楽を聞かない人ならば
単発で購入するだけの方が安く付くかもしれないが
私のように休日は一日中
音楽を聞いていることが多い人にとっては
1000円程度で聴き放題というのは夢のような話だ
私はK-POPが好きでよく聞くが
毎月のようにたくさん出てくる新人の情報を
それほどマメにチェックしている訳ではないのだが
少しでも気になった新人の曲は
とりあえず最新プレイリストに入れておき
繰り返し聞き続けてみて
更に気に入れば本格的に聞くようにしている
最近ではYGのBABYMONSTERがそれで
デビュー当時から何となく聞き続けてはいたものの
ヘビロテで聞くほどではなかったのだが
たまたま見たYouTubeのリムジンサービスという
番組に出ていたアヒョンが余りにも魅力的で
急激に興味が高まってきて
BABYMONSTERプレイリストを作成して
改めてヘビロテで聞いている今日…
STAYCも似たようなパターンで聞くようになった
音楽サブスクがなかったら、ひょっとしたら
こうしたグループの曲を聴き逃していたかもしれない
勿論K-POPだけではなくJ-POPや
昭和歌謡、80年代洋楽、演歌、沖縄音楽から
Classic音楽、JAZZ、ボサノバ、ムード…
気に入った音楽は聴き放題なのだ
音楽サブスクにしてからは
自分の音楽の幅が急激に広がった
Apple Musicのハイレゾ対応は比較的遅かったが
今では多くの音源がハイレゾで提供されており
対応機器を使って聞けば
クリアで迫力のある音が楽しめる
そして、更に音楽の自由を広げてくれたのが
Bluetooth(以下BT)だ
昔はイヤホン/ヘッドホンにせよ
スピーカーにせよハードワイヤー接続の
所謂有線式が当たり前だった
それがBTの技術によって
全くハードワイヤーがない
完全無線式のヘッドホンやスピーカーが
当たり前の時代になった
ハードワイヤーから解放されたこの自由度は
音楽を身軽に、自由に持ち歩く事であり
過去の音楽の楽しみ方を全く変えてしまう程の
言ってみれば衝撃的とも言える程に
大きな変化と言って良いと思う
まずはヘッドホン/イヤホン
初めて買ったBTイヤホンは
AppleのAirpodsだったが
当時は有線の方が音が良いと思っていた頃で
無線の身軽さは確かに感動的だったものの
有線に比べて圧倒的なアドバンテージは
感じなかった
しかも耳から抜け落ち易く遮音性もなく
外や電車での移動時での使い勝手は良くなかったが
ハードワイヤーのない自由はやはり素晴らしく
これを身に着けていることで
受ける制約は殆どないと言って良かった
本格的にBTイヤホン/ヘッドホンを
使うようになったきっかけは
アクティブノイズキャンセリングとの
組み合わせで使うようになったことだ
バッテリが死んだAirpodsの代わりに買った
強力なアクティブノイズキャンセリングを
搭載しており
電車内や飛行機内といった
騒音が酷い周辺環境でも
騒音を遮断して音楽が楽しめた
価格の割に音も良かった
ただA6は時々異音が出たので捨てた
T2はいまだに使っている
有線式イヤホン/ヘッドホンでも
アクティブノイズキャンセリングを
搭載しているモデルがない訳ではないが少なく
圧倒的にBTを使ったワイヤレス型が多い
アクティブノイズキャンセリングについては
私は最初否定的だった
こんな機能を使っていては肝心の音が
悪くなるに違いないと思い込んでいたのだが
実際に使ってみてその考えは180度変わった
技術の進歩は
私の耳の性能を遥かに上回っていた
音質に関しての疑いが払拭されたので
海外出張の長い飛行機内で
音楽を楽しむための心強い見方相棒として
SONY WH-1000XM5を買った
強力なノイズキャンセリング機能だけでなく
周辺環境によってノイズキャンセリングの効果を
自動的に変更することで
周辺音を適度に聞こえるようにして安全を確保したり
SONYのLDAC技術でハイレゾ相当の音質を得たりと
Boseと常に世界トップレベルを競う
SONY BTヘッドホンの雄
夏場以外は電車通勤時にも活躍してくれる
ただこの素晴らしいXM5も
家の中で使う場合はちょっとヘビーと感じる…
ノイズキャンセリングは要らないから
もっと気軽に音楽を楽しみたい
そんな時にちょうど良いのが
KOSSのPorta Pro Wireless 2.0だ
KOSS Porta ProのFunな音を受け継いで
ボディのイメージはそのままに完全Wireless化を実現した
音質は若干有線のPorta Proに劣るものの
その装着感の良さは素晴らしく
家の中で家事などをしながら使ったり
寝る時に音楽を聞くのに使ったりしている
更にもっと気軽というか
ファッショナブルなヤツもある
JLAB REWIND2というヘッドホンだ
イメージ的に初代SONY Walkmanに付属していた
ヘッドホンを彷彿とさせる
80年代くらいに青春時代を過ごしていた人にとっては
なんともノスタルジーを感じさせるスタイルだ
今の若い人にとってはニュートロなイメージだろう
音質の面ではKOSSには劣るものの
軽い装着感とシンプルな操作感は好ましい
JLABアプリのイコライザー機能で
音を大分いじれるのも魅力だ
だが、どんなに軽い装着感であっても
ハードワイヤーのない自由なBT接続であっても
頭や耳に装着して使うヘッドホン/イヤホンは
どうしてもある種の鬱陶しさが付きまとう
そこでBTスピーカーの登場という事になる
初めて買ったBTスピーカーは
I/O dataのRockRizmという製品だった
とても小さくて軽いBTスピーカーで
10年ほど前に買ったにも関わらず
いまだに普通に使えている
音も贅沢を言わなければ十分聞けるレベルだし
長い間家の中だけでなく出張などにも活躍した
ただ聞けるレベルとは言っても音楽用としては
いかんせん物足りなく
より上のグレードが欲しくなった…
そこでBose Soundlink Miniを買ったのだが…
その小さな筐体から出るとは思えない
迫力のある低音と音圧感は流石Bose
ただちょっと下品というか…
私はBoseの製品はいくつか使ってきたのだが
結局残ったの101MMだけで
あとは全部ハードオフで売ってしまった…
今でも時々Boseの製品が欲しくなることがあるが
思いとどまってしまうのはやはり
ちょっと誇張されすぎた低音のためか…
その意味では、どうやら私にとっては
AnkerのSoundcoreシリーズがベストのようだ
手に持った時のジャストなサイズ感…
低価格でありながら価格以上の音質…
防水性能を備えた使い勝手の良さ…
しかし低価格と言えどもこれだけ集めてしまうと
BoseやJBLを1台買うのと大差ないお金になる…
物を増やすのが嫌いな人や
賢く良いものだけを買いたい人には
BoseやJBLを1台だけ買うことをお勧めする…
私は物集めが好きでこうしたモデルを集めては
僅かな違いを見つけては喜んでいる一種の変人だ
「おーこの曲は初代Soudcoreで聞くのが一番だな」とか
「やっぱ80年台洋楽はSoundcore3だな」とか
ズレたこだわりを持って聞いて楽しんでいる
こだわりと言えば小さいものに惹かれる性癖もある
Anker Soundcore2のサイズであれば
持ち運びの上で制約を受けることは少ないのだが
より小さいものであれば
当たり前だが持ち運びする上では便利だ
ただ、小さく作るためには様々な制約があり
スピーカーの場合は小さいものは一般的に
大きいものより音が良くない
しかしEWA A106ProやEDIFIER MP85は
そのサイズから考えると
十分実用できるレベルの音を出してくれる
特にEWA A106Proの方は音も良いし
ちょっと重いが金属筐体で作りもしっかりしている
EDIFIRE MP85は音は少し劣るが
軽くてより持ち運びし易い
しかも両モデルともバッテリの持ちも
8時間程度と十分な時間を確保している
この2機種は実用的なモデルだが
小さい筐体から音楽が奏でられるという点で
それだけでも楽しいアイテムでもある
BTスピーカーの良いところは
持ち歩いてどこにでも配置できて
身近に音楽を楽しむことができる点だ
台所でも風呂場でリビングでも
公園でも海岸でも
好きな場所で音楽を鳴らすことができる
本格的なオーディオスピーカーより
音は劣るかもしないが
大きなスピーカーのように
人がスピーカーに合わせる必要はなく
スピーカーを人に合わせる事ができる
この点でBTスピーカーは画期的だ
iPhoneやiPad、あるいはMacbook Airは
高性能な内蔵スピーカーを持っており
単体でもある程度いい音で音楽を楽しめる
しかしBTスピーカーと比べると
やはり限界を感じざるを得ない
程度の差はあるにせよBTスピーカーは
音楽を聞くために作られたものなので
音量・音圧・音質そのものも
内蔵スピーカーよりは良い音が出るのだ
しかもBT技術は進化を続けており
音質面で有線式に引けを取らなくなった
LDACなどの高音質コーデックにより
有線にさほど劣らない程度の
ハイレゾ音質で聞けるようになった
この50年程で音楽の楽しみ方は
隔世の変化を遂げた
身軽に自由にいい音で
好きな音楽を楽しむ事ができる
いい時代になったものだ
この先は更にどんな変化が来るのだろう











































