玉兎というウイスキー レビュー | 左利きオヤジの晩酌・よもやま

左利きオヤジの晩酌・よもやま

基本的に【お酒】や【ミニチュア】に関連するつぶやき程度ってことで。

「ぎょくと」

と詠む三郎丸蒸留所の

ブレンデッドウイスキー

 

玉兎とは

文献によると

月に住み

臼と杵で餅をつく

架空の生物の呼称とのこと。

 

ラベルも

月から兎が

飛び出している様が

描かれているので

そういう意味と解釈。

 

三郎丸蒸留所のモルトを

キーモルトに幅広い年代から

原酒を吟味し

平均酒齢が10年以上と

なるようにブレンドされている

との事。

 

TWSC

( 東京ウイスキー&スピリッツコンペティション )の

云うところの

ジャパンメイドウイスキー

若しくは

ワールドブレンデッドウイスキー

なのだろうか。

 

それでは

ストレートから

ウッディな嗅ぐわい

口当たりは柔らかめ

 

渋みがかった

ニッキのような甘みで

後味にスモーキーさが

来る。

 

十年明シリーズに近いものを

想像していたが

思ったほどピーティさは

感じず。

スコッチ系の味わい。

 

 

トワイスアップ

シェリーモルトの

甘い香りと

濡れた木の薫りが

一気に出てきた。

 

結構にグレーンの

味わいも出てる。

 

ニッキ風味の味わいは

薄まることなく

感じられる。

 

氷をグラスに入れて

ロックで味わってみる。

 

ほぅ・・・

 

冷えてピートな薫りが

出てきた。

 

シェリー系の

甘みが強めになり

後味にピートが

ついてくる。

 

あまり

薄めにしない方が

良さそうだ。

 

氷を入れて

ハイボール「3:1」

呑んでみる

 

おぉ!

一気に

スモーキー&ピーティ!

三郎丸の

馴染みのある個性的な

スモーキー感。

 

HARRY CRANESの

ハイボール缶。

 

酸味と甘みのバランスは

この位が好み。

 

氷無しのハイボールは

どうだろう?

 

同じく「3:1」

グラスも変えて

シャンパン風に見立てる。

 

結構にスモーキーな

嗅ぐわい。

 

ピートも強めな酸味な味わい。

甘み、ほぼ無し。

余韻に苦み伴う。

 

炭酸で化ける味わいの

一本。

 

 

今度は水で割ってみる。

概ね「2.5:1」

氷が軽く溶けてきて

「3:1」になる頃合いで

呑んでみる。

 

ほぅ、

スモーキーだが

割と甘みは

強めに出てる。

やはりニッキに近い甘さ。

 

薄くなるにつれて

苦みが強調される。

 

味わうなら

ロックが適当かな。

 

軽めなグラスで

ホットを試してみる。

「3:1」

呑んでみる。

グレーン強めで

穏やかな甘さ加減。

この位のバランスが

丁度良い感じ。

 

HARRY CRANES謹製の

燻製を

併せて買っておいたので

味わってみる。

 

漢字で「幻魚」

 

「ゲンゲ」と読むそうな。

 

富山県や石川県の

近海で獲れる

「深海魚」との事。

 

頭のほうから

齧って食してみる。

最初は薄味?と

思いきや

噛みしめていくうちに

塩っ気と磯の風味が

湧いてきた。

 

臭味は無い

ほど良いスモーキーな

味わい。

 

そして玉兎を

 

ハイボール(氷なし)で

呑んでみると

甘みが味わえる。

組み合わせとしては

良いのではないだろうか。

尻尾より頭の方が

塩味が利いていた。

 

開栓してひと月程、

他のウイスキーと

様々に呑み比べてみると

結構に

スモーキー&ピーティで

あることを実感。

 

ラフロイグ同様に

クセになるカモな

味わい。

特に

ハイボールで。

 

でわ。