1月23日に日本武道館で開催されたリスアニライブ2016 SATURDAY STAGEに参加してきました。
先日のリリース記念イベントはありましたが今年初のライブイベント参加を十分に堪能できました。
 今回は自分で取ったチケットとしては珍しくアリーナ席を引くことができ、Gブロックというアリーナの前寄りでの参加でした。
リスアニライブはイベントの特徴の一つとして可能なアーティストは普段ライブを共に行なっているバンドが演奏するというのが恒例となっています。
普段のバンドメンバーが参加できない場合はイベント用に結成されたオフィシャルバンドの歌唱となるわけですがそちらもスフィア楽曲の作曲や彩陽ちゃんのセカンドソロツアーでもおなじみの黒須克彦さんをバンマスとするかなりのメンバーとなっていました。
この日の出演者はソロが4組・ユニットが2組・バンドが1組となっていましてアーティストの人数と普段のバンドメンバー参加の有無を合わせると多数のステージセットパターンが発生します。
そのステージ転換の間を歌い終えたアーティストのトークでつなぐというのがもう一つのこのイベントの特徴でもありますが同時にステージセットの状態で次の出演が誰かわかることにもつながります。
これまでもわかりやすい例としてはペイントパフォーマンス用のボードが必要なOLDCODEXやバンドと別にアーティスト用のキーボードセットを用意したfripsideあるいは大人数での出演のためバンドのスペースをステージ最後方に下げたアイドルマスターシンデレラガールズなどがありました。
普段のバンドメンバーが来ている場合はファンにとっては顔ぶれで誰かわかりますのでステージの準備が見える位置の観客はある程度次は誰かわかって待っていることになります。
 さて入場して開演が近づくと「今日の出演順はどうなるのか?」ということに関心が向かう訳ですがこの日の出演者に関しては事前の知識から4・5組はステージの準備状況でわかりそうだなと思っていました。
まずスフィアに関してはいつものバンドメンバーですので誰か最初に準備に出てきた1人の顔が見えればわかります、さらに言えばスフィアは4人のバンド編成でオフィシャルバンドより人数が少ないので舞台左からギターorベース・キーボード・ドラム・ギターorベースの並びになると可能性が高そうだなということになります。
(仮に遠くて準備をするメンバーの顔が見えなくても1番左側に鮮やかな赤い衣装をきたギタリストがいればほぼスフィアの出番とみて間違いないのですが。)
続いて分島花音さんはステージでチェロを弾かれるということを聞いていましたのでチェロが用意されれば分島さんだろうとなります。
茅原実里さんのバンドにはバイオリンが加わっているのが特徴ですのでこの日の出演者でバイオリンが用意されれば茅原さんだと思われます。
fhanaについては事前に得た知識でメンバーにキーボードとデジタルミュージックのパフォーマンスを行なうサンプラーが含まれると知っていましたので何らかの特徴的なセットが用意されるだろうと思っていました。
アイドルマスターに関しては今回も9人と大人数ですからステージを広く使えるような移動がなされるかなという予想が成り立ちました。
スフィアについてはもう1点この日は15時開場16時開演でしたが22時頃からニコニコ生放送に出演が予定されており、移動やリハーサルを考えると出演順は早いのではないか?あるいは再度トップバッターかもしれないなどという推測が出ていました。
 さて開演直前にMC担当者から諸注意の確認が行なわれるのがいつものパターン、今回のMCは前回のニッポン放送吉田アナウンサーと鷲崎健さんに代わり冨田明宏さんが担当。
冨田さんのMCぶりは前回の2人でいうとどちらかと言えば吉田アナウンサーに近いイメージでしょうか。
もしかするとスフィアのトップバッターかもしれない、あるいは会場に占めるファンの割合も考慮して会場を温める意味からもアイドルマスターがトップかも?、そうなると茅原さんか藍井さんがトリなのだろうか。
そんなことを考えつつステージ準備に目を向けるとバイオリンが用意されておりトップは茅原さん、そうなるとトリは藍井エイルさんなのかなと思いつつ開演を待ちました。
ここからは各アーティストについて印象など短めに触れていきましょう、スフィア以外の楽曲に関しては申し訳ないですが予備知識不足な部分も多いので細かく書かないことにします。
 トップバッターの茅原実里さん、声優・歌手としての活躍は今更書くまでもありませんしよく声を耳にしてもいますが生でステージを観るのは初めてでした。
歌については涼宮ハルヒ作品タイアップなどでのバラード曲と他作品タイアップを主とするテンションの高い楽曲との2面性、また歌っている時のキリッとした表情や歌声とトークでのフワッとした柔らかさや緩さとのギャップの大きさ、この2つが私の個人的なイメージでした。
この日のメンバーでは1番のビッグネームでしょうから過去の出演者に例えればangelaやfripSideのポジションと言えそうです、また歌とトークの大きなギャップや楽曲の2面性はどこかkalafinaを彷彿させるものもあります。
この日のセットリストはあえてバラード曲を外し2日間にわたるイベントのトップバッターとして勢いをつける役割を果たしていました。
 2番手は分島花音さん、赤と黒のチェックという昨年のangelaのatsukoさんを思い出させる衣装でしたが髪にツノをあしらうなど悪魔がコンセプトということもありどことなく鉄拳シリーズのキャラに近いイメージもありました。
楽曲は本来はもっとポップなものもあるのかもしれませんがこの日のセットリストは女性ならではのハイトーンボイスを活かしたロック楽曲でなんとなくALI PROJECTなどを思わせる雰囲気も感じられました。
クラシック音楽には詳しくありませんがチェロを弾きながら歌うということ自体が相当に珍しいことだと思われます、しかもここまで激しい曲調に合わせるのはかなり難度の高いということが感じられ才能の豊かさが伝わりました。
MCコーナーでも触れられていましたがチェロを弾く弓で観客を煽るポーズはもの凄く決まっていてかなり強く印象に残りました。
 3番手はExtra Artistという扱いで参加の早見沙織さん、女性声優の中でも有数の歌唱力を持つという評判は聞こえてきていましたので生で歌声を聴くのを楽しみにしていました。
あまり癖の強くない伸びやかな声と歌唱で本人の生真面目な一面が伝わってくるようなステージでした。
衣装や映像演出も過剰な演出やフェスとしてのお祭り気分はあえて排してシンプルに歌を届けたいというようなスタンスに感じられました。
3曲を聴き終えての感想はソロデビュー1年足らずとは思えない落ち着きと安定感でさすがに評判になるだけの歌唱力だなと納得しました。
ただし、もしかするとフェスイベントで限られた出番で他の出演者のファンも多い環境よりはワンマンライブでじっくり聴かせる方が合うタイプなのかもしれませんしこの日のステージも初のワンマンライブへの期待が高まる内容といえます。
この日のセットリストはそれぞれの持ち歌からテンションの高い曲を集めた傾向が強かったですからこの早見さんの出番が唯一「しっとりと聴かせてふっと息の入る時間」だったように感じました。
(スフィアライブでいえば愛生ちゃんや彩陽ちゃんのソロ曲のような感じでしょうか?)
 4番手は意外なタイミングでスフィア、速くて激しい流れを早見さんがスローダウンした後だけにどんな曲を持ってきても出やすい出演順ではありました。
新年初のスフィアとしてのステージがリスアニというここ数年のパターンを踏まえつつ去年から引き続いて干支をモチーフにするということで今回は猿をイメージした衣装での登場。
ステージ転換の間にスフィアの出番を察知するファンからすれば「なるほど、今年はそうきましたか」というところですが、楽曲とは全く関係ないものですから他の出演者目当ての方々は「あの衣装どんな意味があるんだろう?寒い時期だからファーっぽいイメージにしたのかな」というちょっとポカンとしたような反応でした。
セットリスト的にはやや意外性のある組合わせといえました、1曲目vivid brilliant door!は昨年のシングルですのでまずは妥当な立ち上がりでしょうか。
続く2曲目のNow loading SKY!!がちょっと珍しい選曲、発売時期や黄色のイメージカラーと合わせて夏のイメージが強い曲ですしなんといってももう6年前の曲であり代表曲という位置付けでもないためファン以外への知名度は低いかと思われます。
私は1曲目の間に衣装のイメージからいってこの曲のカップリングかってな成長期が来るかもしれないなどと思っていたので驚きました。
ちなみにスフィア唯一サイリウムカラーが黄色の曲ですが会場が黄色に揃うのにやや時間がかかっていました。
3曲目は現在のところ最新のシングル曲DREAMS,count down!、昨年秋の東名阪ライブやダンスバトル企画の記憶も新しい曲です。
ダンスバトル企画やリスアニTVでのダンス講座の影響でファンの間では極めて振りコピー率が高い曲なのですがこれもファン以外の方々からすれば急にダンスを始める人が増える光景に違和感を持たれたかもしれません。
4曲目がこの日最も驚いた選曲でREALOVE:REALIFE、ここまで長い間ライブのセットリストから外れ続けていて復活が待望されていた曲でその意味では昨年のHazyに近い位置付けもしれません。
アニメタイアップが付いていましたがこちらも6年前の曲でありリリース順で言うとNow loading SKY!!の前のシングルとなります。
スフィア楽曲の中で最もロック色の強い1曲でジャケットや過去のライブではレザー風の素材を用いた衣装が使われたこともあります、ある意味この日の衣装と1番違和感があった曲でしょう。
この曲はサイリウムカラーが定着していない感がありますが私は赤を使っています、ちなみにこの日の客席は赤とオレンジが多かったようです。
5曲目は定番曲であり武道館という舞台には欠かせない1曲であるMOON SIGNAL、リスアニも含め多くのフェスイベントで歌われてきた代表曲といえます。
この曲も6年前の曲でNow loading SKY!!の次のリリースでありこの日のセットリストには2010年にリリースされた3枚のシングルが並んだことになります。
武道館には欠かせないと書いたのは2010年に行なわれたスフィア初の武道館ライブの時点での最新シングルであり同ライブの1曲目だった曲、つまりスフィアが初めて武道館で歌った曲ということになります。
この曲はサイリウムカラーが赤で定着していますのでイントロが流れた瞬間にスフィアファンが一斉に赤を点灯します、知名度が高いおかげもあって会場が赤く染まるのに時間はかかりませんでした。
1曲前のREALOVE:REALIFEで赤を点灯していた私は引き続きという形になってしまいましたのでこう続くのならオレンジにしておいてここで赤に切替えたほうがメリハリが付いたかなという軽い後悔が残りました。
ラスト6曲目はNon stop road、アニメ夏色キセキの主題歌として作られた曲で代表曲の1曲に数えられますが締めの1曲というイメージはさほど強くありません。
またミドルテンポで夏っぽさを感じさせる爽やかな曲ですがそれほどテンションが高い曲ではなくこの日の6曲では最もおとなしめな曲かもしれません。
タイトルの語感から留まらずに前進するイメージがあるので最後でも良いのですがこの日の流れからいってもっと盛り上がる曲を持ってくるかなと思ってLET・ME・DO!あたりを予想しました。
この日のスフィアの6曲を通して見てみると初の武道館ライブが行なわれた2010年のシングルに昨年リリースの曲を絡めた構成と言えます、また最近の傾向に合わせてコールを入れることより振りコピーをすることに重きを置いた選曲という印象もありました。
 5組目はこの日唯一のバンドとなるfhana、サンプラーという役割のメンバーがいるようにデジタルサウンドを得意とするのでしょうがライブで聴いた印象はデジタル感を全面に押し出しすぎない程よい生音感が心地良いポップミュージックというところでしょうか。
曲のスケール感と女性ボーカルの声の爽やかさのバランスが良くすんなりと耳に入ってくると曲たちでした。
妙な例えかもしれませんが「マニアックでデジタルないきものがかり」などという表現が頭に浮かびました。
MCにも独特な雰囲気がありメンバー4人の衣装がバラバラなのも自然体というか変に力が入っていない感じで良かったと思います。
 この時点で残り2組、「やはりトリは藍井エイルさんか」という空気が流れる中MCコーナーの締めの言葉は「次はこのアーティスト」、「おや?グループorユニットという表現にならないのかな」と思っていると6組目は藍井エイルさん。
この登場にどよめいていたのはあるいはトリであることを知ったプロデューサー勢だったのかもしれません。
かつてデビュー直前に関係者席でリスアニライブを見たことがあるという藍井エイルさん、スフィア・Kalafina・LiSAさん・川田まみさんといった常連組と並ぶリスアニライブと縁の深いアーティストと言えます。
疾走感のある曲とハイトーンでの熱唱が特徴ですがこの日も短い出番に力を振り絞るような熱いステージでした、MCでは過去の出演の際のつまずいたり出を間違えたりという失敗談を語っていましたがそれだけ毎回熱演ということなのでしょう。
初公開の新曲はデジモンシリーズのゲーム主題歌、応援歌というテーマだそうですがスピード感のある楽曲はゲームへ向けてテンションが上がりそうです。
 トリとなる7組目はTHE IDOLM@STER THREE STARS!!!、765プロオールスターズ・シンデレラガールズ・ミリオンライブの3シリーズから各3人の9人による混成チームでの登場。
セットリストはチームそれぞれの代表的な2曲を1曲は3人でもう1曲は9人全員で歌うという構成でした。
今回も会場全体を見回してアイドルマスターシリーズのプロデューサー勢が目立ちましたからトリというのもあり得る選択ではありましたが予想外でしたので少々驚きました。
美菜ちゃんのソロライブなどで入れると否定的な意見が多いFUWA FUWAのコールですがアイドルマスター楽曲に関しては定番となっておりむしろ入っている方が自然かもしれません。
本来はもっとバラード寄りな曲もあるのでしょうがこの日のセットリストの6曲はテンションが高く、ほぼ全編にFUWA FUWA・警告・PPPHなどのコールが入っているような印象でした。
先にも書きましたが最近のスフィアライブは振りコピーが主流になっていますが全力のテンションでコールを入れるライブも楽しいなと再確認しました。
ソロとユニットや複数のユニットに参加していて2DAYSに両日出演するアーティストがいることが多いのですが今回は麻倉ももさんでした、ただしトリはステージ後のMCコーナーが無いので「明日も出ますのでよろしく」的なメッセージを出すタイミングがなかったのは残念かもしれません。
アイドルマスターについて余談を2つほど、まず1つ目は実はこの9人以外にこの日の出演者にあと2人アイドルマスターシリーズの出演者がいました。
シンデレラガールズ高垣楓役の早見沙織さんとDearly Stars日高愛役の遥ちゃんなのですが、せっかくこの2人がいるのだから最近のリスアニはコラボ企画が無いとはいえフィナーレの1曲だけでも11人で出られなかったかなという無理な要望が浮かびました。
もう一つは本当に余談になってしまいますが客席の中でもあまりアイドルマスターに関して知識や関心がない人にとってはお願い!シンデレラを聴いた時に頭にCMの中居さんのバージョンが浮かんでしまわないかということです。
オリジナルでヒットした楽曲でもカバーがあまりにも強烈な印象を残す場合そちらが先に頭に浮かぶことが良くあります、ゆりゆららららゆるゆり大事件の安元洋貴さんバージョンやバレンタイン・キッスの跡部敬吾ことCVの諏訪部順一さんバージョンなどですがお願い!シンデレラの中居さんバージョンもそれに匹敵する破壊力を持っていると思います。
 この日のイベントを通しての印象を一言で表すと「765プロ主催の音楽フェスに茅原実里さんやスフィアがゲスト出演しているような感覚」でしょうか。
スフィアが初出演した2011年のリスアニライブの時も以前別の所で書いていたブログにそう書いた記憶がありますが今回はトリだけあって一層その印象が強かったですしプロデューサー勢の数と熱意は目立っていました。
誤解を招かないように書くとそれは決して不快な感覚ではないということです、初日のトップバッターや2日目のトリとこれまでプレッシャーの掛かるタイミングで出ていたスフィアでしたが今回のように真ん中あたりですと見る側もリラックスできる意味があり気楽に楽しむことができました。
 こんなところがリスアニライブ2016SATURDAY STAGEの模様ですが、翌日のSUNDAY STAGEで衝撃的な出来事がありましたので触れておきましょう。
翌日のトリつまりはこの2DAYSイベントの大トリをつとめた川田まみさんが年内での歌手活動停止と5月のファイナルライブ開催を発表されました。
リスアニライブに初回以来ほぼ毎年出演を続けている常連でありスフィアとも3回同じ日の出演がありステージを観ることができました。
2015年は出演されなかったのですが、後日に知り合いとの会話にリスアニライブの話題が出た際に「そういえば今年は川田まみさんいなかったね」という言葉が出てきた経験があるくらいにこのイベントの顔的存在の1人だったと言えます。
灼眼のシャナシリーズやとある魔術の禁書目録シリーズの楽曲で知られる川田さんですが近年は全員女性のバンドメンバーを率いての熱く華やかなステージが記憶に残っています。
2014年の1日目に出演された際は最後から2番目の出演順で出番の後半をとある魔術の禁書目録シリーズ楽曲のメドレーから同シリーズでも代表曲と言えるNo buts!で締めくくるセットリストでした。
その場で聴いている時は「代表曲を並べた熱いセットリストだな、やっぱり川田さんといえばシャナと禁書目録だからね」と思っていたのですが、トリのfrip Sideがリスアニ初出演にあたって用意してきたセットリストがとある魔術の禁書目録のスピンオフ作品であるとある科学の超電磁砲シリーズの楽曲を並べたものでしたので後から振り返るとそこに最高の形で盛上げてつなげていたことに気付きます。
フェスイベントでコラボ楽曲はよく見かけますがこういったセットリストの連動というのは比較的珍しいと思われ、その粋な計らいと先輩の余裕とが感じら
れるセットリストに「なんてお洒落でカッコイイことをするんだろう」と驚かされたことも良い思い出です。
活動停止後の計画などには言及されていないようですが5月のファイナルライブが成功し最高の花道となるようお祈りいたします。
 今回も長くなってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございます。
次回の更新は3月に開催されるスフィアフェスについての予定ですが、6時間×2日間どんな内容でくるのかまたどういう形で書けば良いのか気になっています。
それでは今回はこのへんで。