【2026年 阪大数学】

2026年阪大数学について解説します。

 

総評

〈難易度〉

BBCCB

標準解答時間

25分、20分、25分、30分、25分 計125分

10分〇、17分〇、15分〇、22分〇、24分〇

 

なかなか厳しいセット。計算量が多く、ミスが気になって進めない受験生も多かったはず。必ずどこかで見たこのあるような問題ではあるが、それでもすべてを完答しきるのは難しい。第一問と第二問はともに計算が重い問題で、方針だけ立てて飛ばした人も多かったかもしれない。第三問は複素数の話題だが、最終的には解の存在の話に落ち着く。第四問は積分の不等式評価、第五問は確率の問題。完答するのは少々難しいが、二完二半や一完四半でなんとか50%はもぎ取りたい。一つでも完答できれば少しは安心できるはず。

 

第一問 面積の最大最小値

 

 (1)で面積を求めさせ、(2)でその最大値を考える。方針自体は明確だが、交点の座標を出すのに億劫になった人が多かったはず。少しでも工夫をして楽に求めたい。解答では比に注目することでx座標のみ値を出して大きい三角形から小さい三角形の値を出した。答えも汚いので自信をもって解答を出すことも厳しい。一問目から労力のいる問題だなあ。



第二問 ベクトル

 

 これまた典型問題だが、計算量が多い。(1)で間違えないように注意する。問題文に書かれた条件を丁寧に読んで数式で表せば解けるはず。私は途中で間違えました。(2)は(1)を使えば解ける。が、計算ミスしそうで怖い。フォーカスやチャートで類題は解いたことがあるとは思うが、実際に入試でこれをミスなく解くのはなかなか大変。



第三問 複素数

 

 複素数だが、見た目が少々煩雑。(2)はなにやら変な形をしているが、因数分解できればこっちのもの。と言いたいが、そこからも難しい。というよりf(z)が複素数平面で直線を表すということをすぐ理解できる人はいるのだろうか。(自分はzをxy平面で表すことで初めてわかった。)それが分かれば多少(?)分かりやすくなるかもしれない。問題としては他分野にまたがって非常に面白い問題である。まごうことなき良問。




第四問 積分と極限

 

 第四問は不等式を証明してから極限を求める問題。しっかり演習を積んでいる人ならば解答にはそこまで苦労しなかったはず。積分の計算はやや面倒。(1)は上からの評価は適当で、下からの評価が重要。何回も微分して単調性を言えれば勝ち。(2)は(1)を利用する。特にひねった部分もなく素直に解く。阪大志望の人ならこれくらいの積分計算はできるはず。時間はかかるかもしれないが、確実に解きたい。



第五問 確率

 

 確率の問題だが、さいころを三回だけ振る。最悪全部数えたら良い。(高々216通りだし)対称性に注目すればもっと速く数えらえる。めんどくさいだけの問題なのでミスなく解き切るように頑張る。条件付き確率もそこまで難しいことは聞かれていない。最大値が6になる確率はフォーカスやチャートで解いているはず。偶数なので三回場合分けして終了。最大値を超えないようにabcの値を考えることに注意する。