前回の続きでです。
日本の浮世絵で名高い葛飾北斎の作品に、
神奈川湊が描かれているということを、いろいろ調べていて知りました。
江戸後期の浮世絵師・葛飾北斎の代表作である「富嶽三十六景」。
富士図版画集の中の神奈川沖浪裏という作品は、誰でも一度くらいは目にしたことがある、
この、日本の代表的芸術作品に
神奈川湊の沖合で波に漂う子船と
そこから見える富士が描かれています。
特筆すべきはこの作品が海外に認められ、
影響を受けて「海」をテーマにした芸術作品がいくつか生まれているというところです。
19世紀後半のヨーロッパにてジャポニスムと呼ばれる潮流が起こり、影響を受けた芸術家が現れました。
1905年に出版されたフランスの作曲家・ドビュッシーによる「交響詩・海 」のスコアの表紙に「神奈川沖浪裏」が使用された。
<Wikipediaより>
ドビュッシーの「交響詩・海」は3楽章に分かれていて、
「2楽章・波の戯れ」が、北斎の神奈川沖浪裏に近いと思います。
ですが個人的には「3楽章・風と海の対話」も心の奥底まで響きます。
静かな海もよいですが、波や海流は地球環境に欠かせません。
海が波立ち、海流となって世界中を回ることで、海中生物が生きる環境ができ、
地球に生きる私たちに、生命の躍動が生まれます。
遥かな時代、人間たちの船は風を利用して進むものでした。
風の働きがあってこその「海」なのです。
