今日も熱くなりそうですね。
いつものように朝日の出とともに起き出して
鉢植えの植物に水やりをしてベランダを片付けました。
今日はお休みなので、午前中のベランダで朝の涼しい風に吹かれ
ゆっくり過ごすことができるのですが、
のんきなことは言っていられません。
もう少し太陽が高くなって車や電車の音が騒がしくなるころ、
風に生暖かさがのってきて、お世辞でも涼しいなんて言えなくなります。
ベランダから見える南西側です。
道路やビルがごちゃごちゃしているのであまり写さないこちら側の景色に、
興味が出てきたのは、最近のことです。
朝早くから車が行き来しているすぐ下の道路は、国道15号線と呼ばれています。
その向こう側にビルのあいまに見える高速道路の下は、
昭和の初めごろまでは海でした。
時代をもっとさかのぼって江戸時代までは砂浜で、
遠浅の海が広がる、それはそれは素晴らしい景勝地だったそうです。
もう100年、早くここに来ていれば。
遥かに続く砂浜の海岸線を見ることができたのに。
と、何度も思いました。
戦後に次々埋め立られ、工場や倉庫でぎっしりになってしまったこの地に、
どんなに想像力を豊かにしても、
砂浜の面影を探すことは難しいです。
「せめて夢にでも見たい」と思うのですが、
それすら、かなっていません。
ですが唯一「風」が残っていました。
マンション最上階のベランダは、午前中は穏やかですが、
お昼を過ぎると風が出て、午後には強風ということもめずらしくありません。
なので、洗濯物や鉢植えの植物には、
風に飛ばされないような心遣いが必要です。
引っ越してきたばかりの頃、なぜこんなに風が吹くんだろうと思っていて、
地元の人に教えてもらいました。
それは、海風なのだと。
