11月になりました。
通勤で通る国道沿いの草むらにいるツチイナゴも、
すっかり落ち着いた大人となり、
体色も枯れ葉に交じっているとわからないくらい
しっかりした褐色になりました。
晴れた日は、太陽の光を浴びに出てきていることもありますが、
最近は、探してもなかなか見つからないような、
枯草の陰にいることが多くなりました。
数も減りました。
9月ごろにはぱっと見て6,7匹は見つかったのですが、
今は数分探してやっと一匹、見つかるか見つからないかです。
カラスやハトがたくさんいる環境なので、
餌食になってしまうのでしょう。
この時期に生き残っているのは、強運に恵まれた筋金入りの個体。
何が何でも来年の春まで生き抜いて見せる、
というような強い覚悟が、褐色の身体全体から感じられます。
あんなに小さな緑色の、弱々しく小さなバッタだったのが、
こんなに立派になるなんて、思いませんでした。
誰でも、どんなものでも、
いつまでも同じではありません。
年月と経験と、持って生まれた宿命によって、
それぞれに相応しい「自分自身」になっていきます。
自然界からいつも自分あてとして受け取っていたメッセージも、
また違った形になって、やってきたりします。
メッセージは、言葉によるものだけではない。
以前はごくわずかにしか感じられなかったものが、
強力に、より確かに、わかるようになったりも、
するものなのです。
