昨日、4日ぶりにカラスのヒナたちの様子を見ることができました。
すっかり大きく育って、巣の上でさかんに動いていました。
どう見ても3羽です。最初にいた末っ子ヒナは見当たりません。
せっかく生まれたのにかわいそう、と言いたくなりますが、
短い命だから幸せじゃないとは限りません。
固く閉ざされていた卵の殻が割れたときに入ってきた太陽の光、
親鳥が愛情込めて作ってくれた巣の内部の柔らかい感触や、
縁あって一同じ巣に生まれた兄弟姉妹、
親鳥の大きな羽根に、雨や風から守ってもらう喜びを堪能して天に帰ったのだから、
それでいいのだと思います。
3羽は大きく育って羽根も立派になり、巣の上ではちきれそうになっています。
親鳥が枝の陰からこっそり監視しているのが、微笑ましいですね。
3羽のヒナたちはよく見ると、大きいの、中くらいの、小さいのと、大きさが違います。
生まれた順番なのでしょう。
ヒナたちは、元気が良すぎてじっとしていません。まるで踊っているように見えます。
盛んに羽根をバタバタさせています。この時期になると、まだ飛べないのに巣の外に出てしまうこともあるそうです。
一度巣立ってしまうと、決して元の巣に戻りません。
親鳥たちは気が気じゃありません。つがいの2羽は巣を出たり入ったり、
いつも樹上にいて、絶対に目を離しません。
駅のホームから観察していると、前回は激しく威嚇されたのですが、
今回はしらんぷりでした。
「駅のホームにいる人間たちは、こちらに近づいてくることはない。害を加える気はない。」
ということを学んだのだと思います。
親鳥を交えて家族団らんの様子を、スマホ動画に撮りました。
近くの枝にとまって、出たり入ったりしているのは親鳥です。
カラスのヒナは、孵化すると約1か月で巣立ちを迎えます。
この3羽はまさに今、巣立ちの適期。
親鳥や兄弟姉妹たちと、我が家で過ごす幸せもあとわずかです。
人生の中でほんの一瞬にしかすぎない、
この貴重な時間を、
彼らは思う存分味わっているのだと思います。
