チューリップの季節になりました。
横浜公園のチューリップ花壇を毎年見に行くのですが、
今年は自粛であまりうろうろできないので、行かないことにしました。
毎朝通る、駅前のささやかな植栽のチューリップです。
人間界の騒動にお構いなく、美しくほほえんで、風に揺れています。
横浜公園の広くて豪華なチューリップ花壇にくらべると、実にささやかな花壇です。
毎年咲いていたと思いますが、こうやってゆっくり見るのは今年が初めて。
あざやかな赤い花びらが心に深く入り込み、
あれこれあった思いでできてしまった影を、吹き飛ばして清めてくれます。
よく思うのですが、限られたスペースにある植物ほど、生き生きと美しく感じます。
緑の少ない都会の一角にあるささやかなパンジー花壇や、お部屋にたったひとつおいた鉢植えのハーブ。
小さいものほど大きな力を持っているというのは、植物が持っている魔法です。
誰もが忙しない日常を離れて、植物が作り出す小さな世界のあれこれを感じることができる、
今は、そのようなチャンスなんだと思います。
