梅雨に入って、お天気を気にしながらカメラを持って蝶やお花を捜し歩くようになりました。
春と夏のさかいめのこの時期には、
春と違った独特の風情ある自然の姿があちこちに展開されていて、見逃せません。
草木のみどりは深く濃くなって、春とは違うしっかりした木陰を作ってくれます。
大きな木の下では蝶のさなぎが羽化の準備をしているし、
他にもたくさんの昆虫が動き回る姿があります。
昆虫好き、特に蝶のマニアのような人は、この時期はじっとしていられないんじゃないかと思います。
植物や昆虫だけでなく、われわれ人間もこの時期になると
春とは何かが違ってくる、というのは私が以前から持っている思い込みのひとつなのですが、
自分自身のどこかが今までと違う、というのは当たらずと言えども遠からずではないでしょうか。
水けをたっぷり含んだ空気は、人間の心身を作り替えてしまうと思います。
緑地の遊歩道に咲いていた、ヤマホタルブクロです。
日本では古きよき時代、蛍をこの花に入れて光らせたことからこの名で呼ばれるそうです。
カンパニュラ、というお花がありますが、これの園芸品種です。
雨水をしたたらせながら下向きにひっそりと咲いている姿が
日本的で風情があり、今の季節によくあいますね。
水けをたっぷり含んだ空気の中、
濃い緑の木陰で咲いていた草花はこれだけです。
不思議とそこだけ光があたっていて、
まるでスポットライトを浴びているように見えました。
