チューリップは、春の花壇に咲くありふれた花だと思っていましたが、
いろいろ調べて、意外と奥が深いことを知りました。
これは、私が育てたもののお写真ではないですが、
原種系のチューリップで、レディージェーンといいます。
桜の花と同時ぐらいに咲くので、今がちょうど花の時期です。
ほっそりと上品ですがかなり小さくて、ほれぼれと見入ってしまうくらいのかわいらしさで、
原種系では一番人気のチューリップです。
私はこの品種が大好きで、以前ベランダでたくさん咲かせていました。
・・・
デンマークの童話作家・アンデルセンの童話で、
チューリップから生まれた小さな女の子・おやゆび姫というのがありますが、
このレディージェーンのようなチューリップだったのではないでしょうか。
小さなお皿で水浴びをし、夜はクルミの殻のベッドで花びらのふとんをかけて眠るという、
小さなおやゆび姫は、かわいらしさに翻弄される人生を歩みます。
ヒキガエルやコガネムシに連れ去られそうになり、
ノネズミのおばさんに助けられて暮らしますが、
ご近所のモグラから「ぜひお嫁さんに!」と望まれて、困ってしまいます。
ツバメの背に乗って「花の国」につれていってもらい、
花の王子様と出会って結婚し、最後には幸せになります。
可愛らしい、愛らしいということは、小さくてか弱い者が自らを守るために持っている個性です。
・・・能力といってもいいかもしれません。
力があって強い人や、頭脳に恵まれている人がしているのと同じように、
可愛らしさを生まれ持っている人は、それを生かして人生を切り開いていく、
ということに、なるのではないかと思います。
