ベランダに植えていた水仙の球根が順調に育ち、
先週末から花を咲かせています。
大きくて人目を惹くラッパズイセンです。
輝くような黄色で、とても威厳のある姿。
ひとつ咲いているだけで、まるでベランダ中が黄金色に照らされているようです。
キング・アルフレッドという品種名です。
…実はこの、品種名に惹かれて球根を買いました。
キング・アルフレッドとは、9世紀のイングランドに実在した王様です。
アングロ・サクソン時代最大の王とも称せられ、イギリスの歴史において最も偉大とされる君主だそうです。
約100年続いたデーン人(北欧ヴァイキング)の侵攻を食い止めたことから、英国海軍の父ともいわれ、
また、衰退したイングランドのキリスト教文化を復興し、
古英語での読み書きを習慣化した王として知られています。
調べたところでは、
父王エゼルウルフの第5男であったため、王座はつがないものとして、
子供のころ、軍事のために鍛えられる他、学問にもかなり力を入れて育てられ、
ローマへ趣いてローマ法王に謁見するなどの貴重な経験もしたそうです。
ところが次々と兄達が死に、気が付くと王様の地位についていました。
王となっても学問を重んじ、行政にも賢明であったというのは、
この幼少時の成果だと言われています。
人生は、どこでどうなるかわかりません。
最初から「いずれは王になる」とちやほやされて育てられたら、
これほどの偉大な功績は残せなかったかもしれないのです。
子供のころ、与えられた訓練や学問を、自らのやるべきこととして集中したことが、
王となったときに、黄金色の輝きを与えたのでしょう。
