昨日の続きです。
昨日取り上げたタンポポの咲いている国道沿いから、
歩道を挟んだところにある空き地にも、タンポポが咲いています。
こちらはコンクリートのすき間ではなく、一面に土があるところで、
まわりにはたくさん雑草が生えています。
どうみてもまったく同じ種類のタンポポですが、
こちらの方は花茎が長くなって、高い位置で花が咲いているのがわかるでしょうか。
植物は成長するために、太陽の光を浴びる必要があります。
国道のタンポポは、周囲に他の植物がないので花茎が短くてもだいじょうぶですが、
空き地に生えているタンポポは、周囲にたくさん雑草が茂っているので、
影になってしまわないように、花茎を長くする必要があります。
周囲に光を遮るものが何もなければ、大切なエネルギーを使って背丈を伸ばす必要はありません。
国道のアスファルトの割れ目に咲いているタンポポが気を付けるのは、
自分自身の日陰にならないことだけです。
そのためには自分の葉が重ならないように、
できるだけ均等な幅をとって、放射状に葉を広げる必要があります。
その結果、きれいな円形のロゼット葉となるのです。
少し離れた駐車場にも同じ種類のタンポポがあります。
コンクリートはタイヤ止めなのですが、
このタンポポのロゼットは、半円形に近いです。
しかも、コンクリートに沿ったところの葉が長くなっています。
タイヤ止めに合わせて円形を崩す代わりに、
コンクリートの影となって強風などから守られるという恩恵を受けています。
光を浴びるには充分な南向きなので、花首を伸ばす必要がありません。
下手に背丈を伸ばすと車の排気ガスを浴びる確率が高くなるし、近くに人間が来るので危ないです。
地面に張り付くようにしてさえいれば、ここはとてもいい生育場所だとわかります。
・・・次回に続きます。

