前回の「ロゼット葉」の続きを予定していましたが、
朝一番で、ベランダに赤いチューリップが咲いていたので、そっちを書くことにします。
春分の日の昨日、関東地方は朝は雨がぽつぽつと降っていたのに
午後には晴れるというめまぐるしさ。
気温が高く風も強かったせいでしょうか、
ベランダの植物は新芽が出てきたりつぼみが開きそうになったり、
春の変化が目に見えて現れはじめました。
去年末に球根を植えて楽しみにしていたベランダのチューリップは、
黄色や白はまだつぼみが小さいのに、赤だけこんなに早く開花したので驚きです。
・・・確か赤も、昨日まではかたい緑色のつぼみだったはずなのですが。
昨日の目まぐるしいお天気に刺激されて、急きょ開花を決めたのだと思います。
自然の力ってすごいですね。
チューリップは八重咲き・パロット系・フリンジ咲き・ユリ咲き系と、
毎年いろいろな品種を植えて楽しんでいますが、
今年はシンプルな一重咲きだけにして、赤・白・黄色と3色ならべて植えました。
花言葉も素敵だし、
神話やいろんなエピソードもたくさんあってどれを取り上げようか迷ってしまうチューリップ。
名産地であるオランダの伝説では、
美しい娘に、3人の騎士たちがプロポーズしました。
一人の騎士は「王冠」、もう一人は「剣」、もう一人は「財産」を差し出して愛を囁きましたが、
心優しい娘は選ぶことができません。
困り果てた娘は神様にお願いして、自分を花に変えてもらいました。それがチューリップです。
騎士たちが差し出した王冠は花に、剣は葉に、財産は球根になったのです。
現代人の感覚からすると、3人から求婚されながら選べないなんて優柔不断ということになりますが、
それぞれにたいせつなものを奉げてくれた騎士たちの真心を、大切にしてあげたかったのだと思います。
王冠は名誉を、剣は力を、財産は豊かさをあらわしています。
3つとも持っているのは幸せなことですが、
もしかしたら娘はどれも、それほどほしいと思わなかったかもしれません。
赤いチューリップの花言葉は「真実の愛」。
言い伝えや伝説・エピソードでは、愛される娘にまつわる話が多く、
愛されるためにこの世に存在するものを、象徴する花です。
人生の中でいちどくらいは、チューリップのような女性になりたいですね。
