2月になって、樹木の花や新芽をいろいろ見て回っているときに、
アロエの花によくお目にかかりました。
庭先や玄関に、鉢植えされているのをよく見かけるアロエは、
アフリカやマダガスカル島など、暖かい地方に自生する多肉植物・低木・高木で、日本に入ってきたのは鎌倉時代です。
現代は、キダチアロエという種類が薬用・観賞用に、一般家庭などで栽培されています。
ユリの仲間で、ネギやニラとも親戚関係だそうです。
…アップで見てみると、何となくユリに似ていますね。
アロエはよく見かける植物です。
花は美しいと言えないこともないけれどどちらかといえばユーモラスで、
肉厚な葉と茎は、風が吹いてもそよとも動かず、
秋に紅葉・落葉するわけでもなく、
常緑であるけれど、あまりにも季節感を感じられないアロエ。
日本的な美しさゼロ、侘び寂びとも程遠い気がしていて、
正直言って興味がありませんでした。
ですが今回、気が向いて写真を撮り、いろいろ調べたら、
日本でも暖かい地方の海岸近くに自生していると知りました。
冬は花の時期だそうです。
季節感がないとか興味を持てないなんていうこちらの事情に関係なく、
アロエは太陽の光を浴びて緑の葉を増やし、
冬になると花を咲かせるという、生活サイクルを守り通しています。
お花の写真を撮ったのが4日前なのですが、それ以来、何かというとアロエに出会います。
テレビをつけると「アロエを使った湿布療法」なんていうのをやっているし、
いつも見ている植物図鑑を何気なく開くと、アロエのページだったり、
コンビニに買い物に行くと、「アロエヨーグルト」がたくさん並んでいるのが目に入ったり。
身近にたくさんあるものであっても、関心がなければ存在しないも同然。
今までなんとも思っていなかったのに、写真を撮ったのをきっかけに興味を持ったことで、
「アロエの世界」がひとつ、私の前に開けたのだと思います。

