実家から横浜の自宅に帰ってきたら、ベランダからいい香りが漂ってきました。
もしやと思って出て行ってみると、やっぱりこの花でした。
鉢植えの沈丁花です。
実家の庭にずいぶん古くからあるのを挿し木してもらってきたもので、
毎年2月の中旬くらいになると、よい香りで咲いていることを知らせてくれます。
沈丁花は、日本で庭木として親しまれている常緑低木です。
原産は中国で、日本には室町時代に入ってきました。
たいへんに強い香りを持っていて、クチナシ、金木犀とともに三大香木のひとつとされています。
つぼみは濃い紅色、開いた花は淡い紅色となります。
白花をつける種類もありますが、
ピンクの濃淡が混じったように咲く紅花には、何ともいえない美しさがあります。
花も葉も肉厚なのは、「春の嵐に耐えられるように」という神の配慮に違いありません。
小さな花は、一か所固まって手毬状になることでさらに強固となり、
春の嵐を生き抜く準備を固めているのではないかと思います。
