新年あけましておめでとうございます。
今年一番に取り上げたい樹木は、竹です。
竹はイネ科の植物で、茎が木質化したものだそうです。
原産地は中国ですが、日本に昔からなじんでいる植物で、風情のある竹林は和の風景に欠かせません。
たくさんの種類のうち、孟宗竹(モウチクソウ)というのが、いわゆるタケノコです。
・・・竹については、取り上げるところをあげるとキリがないくらいにたくさんあるのですが、
さまざまな面から、驚異的・異空間的な植物です。ただ者ではありません。
生命力が強く、地下茎をのばして旺盛に成長する性質があり、
園芸では「地植えにすると大変なことになる植物」としても知られていて、
ピーク時には、1日に1メートルも成長するのだそうです。
そのせいか街中では、野性の竹林にはめったにお目にかかりません。
常緑であっても地植えにすると管理できないので、街路樹には向かないのです。
そんなことはおかまいなく、竹は私たち日本人の生活の中に溶け込んでいます。
弾力に富んだ茎は竹細工に利用されたり、竹刀やロープにもなるし、紙だって作れるし。
また、エジソンが白熱電球を発明したときに、日本の竹を材料とすることにより成功したことも知られています。
今、電球の灯りの下で生活できるのは、竹のおかげなのです。
まっすぐに成長する緑色の美しい茎は、中が空洞になっていて、水筒や花瓶に利用されますが、
この空洞は、神が宿る場所だとも言われています。
竹の葉がさやさやとなるのは、そこに神がやってきたため。
鎮魂祭では地面の四隅に竹を立てて麻縄を張り、四手を垂らせば結界が張られます。
竹は、異空間さえも作り出せるのです。
そういえば、日本には、「竹取物語」という伝説もあります。
光り輝く竹の中から出てきたかぐや姫(輝く姫)は、成長すると光り輝く天上に帰っていく・・・
わたしたちにとってあって当たり前のこの物語も、よくよく考えてみると竹と光につつまれています。
今あらためて読んでみる価値はありそうですね。
youtubeで、自然音のみで余分なものが入っていない竹林の動画を探してきました。
1時間と長いですが、仕事も休みだし、お正月くらい時間を気にせずのんびりしてはどうでしょう。
心身ともに休息する時間のBGMにお勧めです。
