光る生き物でもう一つ知っておきたいのが、夜光虫です。
大量発生した海洋性プランクトンで虫ではないそうですが、
生命体が発している光であることに変わりはありません。
このように、夜間の海で青い光を放ちます。
構造色のようなものではなく、
環境などがある条件に達した時に物理的な刺激によっておこる化学反応で、
赤潮の一種でもあります。
調べたところによると、
日本海よりも太平洋側の波が穏やかな地域で見れる確率の方が高く、
特に晴天が続き一気に気温が上がる日や、
雨降り後の蒸し蒸しする翌日に発生することが多いそうです。
どうやって光っているのかということよりも、
なにを目的に光るのかということの方が興味深いところなのですが、
それについて詳しいことは、わかっていないようです。
ヤコウチュウは大型で軽く、海水面付近に多く分布する。そのため風の影響を受けやすく、
湾や沿岸部に容易に吹き溜まる。
この特徴が海水面の局所的な変色を促すと共に、
夜間に見られる発光を強く美しいものにしている。
海水面付近という陸地からよく見えるところに、強く美しく見えるような工夫を凝らして発生しています。
物理的刺激で発生する光なので、
発生している波打ち際などを人が歩くと、足元の海水が青く光るという、
人の心を捉える発生の仕方をします。
必ず夜中の決まった時間帯に発生するということなので、
太陽や星や月などの、天体の影響を受けているとも推測されます。
まだ人工照明のなかった太古の地球で、「ここからが海」と知らせるための光だったのかもしれないし、
気温や湿度の変化を知らせる役割があったのかもしれません。
これもまた、地球上にあって特別なブルーの光であることも、見逃せません。
ブルーは海の色でもあります。
昼間に青く光っても目立つことができないので、
太陽が出ている間は人目につく赤(赤潮)となり、
夜になって海が見えなくなると、ブルーの閃光となって現れる。
何かの理由で「目立つ工夫」をしていることは確かです。
なぜなのかは、神のみぞ知る、というところでしょうか。
