日本ゼフィルスの代表種・ミドリシジミのオスは、輝くようなブルーの翅を持ちますが、
見る角度によってはただの土色に変化します。
調べたところによると、
これは、このチョウの色が構造色(structurecolor)というものであることにより起こるもので、
蝶の翅の表面についている鱗粉表面に刻まれた格子状の構造が、
光の干渉により、緑と青色の光のみが反射されるようになっているそうです。
ミドリシジミでは、これを持つものがオスに限られていることから、
美しい輝きでメスにアピールするためのものでもあるとわかりますが、それだけではなく、
昆虫の天敵である鳥が「色が変わる金属的な輝き」を怖がる性質があるためではないか、
という見方もあるそうです。
南米アマゾンに生息するモルフォチョウの翅の青色の金属光沢は世界最強で、
その輝きは「1kmも離れた場所からわかる」と言われています。
構造色によって「輝く身体」を持つ生き物は蝶だけではありません。
一部の鳥もそうで、孔雀などは分かりやすい例です。
それからタマムシも、構造色で輝く身体を持っています。
玉虫色は「色ではない色」と言われて、昔から日本人の関心を惹きつけてきました。
花に関してもそうですがいろいろ見ていると、「輝く身体」を持っている蝶や鳥も、ブルーに光るものが多いですね。
地球上においては、ブルーは海と空の色で、
地上は土の色と、植物のグリーンに覆われています。
その中にあって青い身体を持っているということは、
「ものごとは、見る角度によって全く違ったものとなる」ということを私たちに示してくれるとともに、
地上で青く美しく輝くことでできる、何か特殊なことを使命として持っているのではないだろうか、
・・・と思ってしまいます。空想が止められません。

