海中生命の進化とオゾン層 | Message

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自然から受け取ったメッセージを中心に発信していきます

帰省3日目もいいお天気で、空が信じられないくらい青かった。

 

 

松川浦は、周辺をゆたかな緑に囲まれている。どんなに深呼吸をしてもたりないくらい、いい空気だ。

 

 

以前、植物の光合成のことを調べていたときに知ったのだが、

 

空気中に酸素を放出しているのは地上の植物だけではなく、海中で生活する生物の中にも、光合成をするものがあるという。

 

海面から深さ80メートルくらいまでの太陽の光が届く範囲で、漂いながら生活している植物プランクトンや、生えている海藻(コンブ、ヒジキ、モズク、ワカメ、アオノリなど)は、

 

水と二酸化炭素を体内に取り入れ、太陽の光に当たるとそれらを分解して、生み出された酸素の一部を海中へ放つそうだ。

 

このように、海からも酸素は生まれている。信じられないことなのだが海中から放出される酸素は、地球上の酸素の3分の2に当たるそうだ

 

 

生命は海から生まれて陸に上がってきた。

 

陸上をわがもの顔で動きまわって生きている私たちは、知らないところで海によって守られている。

 

もしも海が酸素を全く生み出さなくなってしまったら、地球上の酸素は足りなくなってしまうだろう。

 

 

・・・

 

少し専門的な話になるが、

 

地球の上空に、オゾン層というのがある。これが太陽光のうち、紫外線をカットして地上の生物を守ってくれていることは、一般的に知られている。

 

近年、私たち人間が作り出した化学物質がこのオゾン層に与える影響が問題になった。これも知っていて損はないことなので、気象庁のWEBサイトを載せておこう。

 

気象庁_オゾン層保護の取り組み

 

 

太古の地球の上空には、このオゾン層がまだ存在しなかったので、

 

海で生まれた生き物は海中にとどまるのみで、陸上には上がってこられなかった。

 

海水には紫外線を遮る働きがある。海はこうやって有害な光線から、生物を守り続けてきたのだ。

 

 

そんな太古の海中で一番最初に呼吸して酸素を作り出したのは、シノアバクテリアという生命体だったそうだ。

 

藍藻(シノアバクテリア) Wikipediaより

 

太陽の光を利用して酸素を大量発生させ、海中の環境を激変させたと言われているこの生き物は、

 

自分自身だけでなく他の海中生物にも影響を与え、彼らを変化変容させてしまった。

 

どのような変化変容かと言うと、今まで酸素を必要としない性質だったのが、酸素を使うように変わっていったのだ。

 

 

この、シノアバクテリアの起こした海中環境の変化が、生物の体内にミトコンドリアを発生させることにつながったと考えられている。

 

NHK生物基礎 ミトコンドリアの起源

 

 

このようにして海中に光合成をする生き物が現れ、海から酸素が大気中に放出されるようになると、それを原材料にして空中にオゾン層がすこしずつ出来上がってきた。

 

太陽光線の中の生物にとって有害な紫外線を、オゾン層が遮断してくれるようになり、

 

生物は陸に上がって来ることができたのだ。

 

 

・・・長くなったので、続きは次回とする。