帰省2日目は、昨日の雨がウソのような青空となった。
去年から帰省先が変わったことをお話しておかなければならない。同じ市内の海沿いになった。
9月に初めて行ったときは時間が限られていて、近所をうろうろするくらいしかできていなかったが、
2回目の今回は少しゆとりのあるスケジュールにして、時間をかけてじっくり見てまわった。
話が飛ぶが、今まで自分なりに調べたり感じたりした範囲では、
湿地というのが、地球環境のことを考えるときの重要キーワードの一つとして外せないと思う。
・・・それで、箱根に「湿地植物園」があるそうなので、夏休みにでも行ってみようと思っていたのだが、
今回の帰省で、わざわざ出かける必要なしということになった。
なぜかというと、新しい帰省先である松川浦は、3.11からの復興途中の希望の地であるとともに、
古くからの海沿いの貴重な生態系をたくさん残している、環境省が定めた東北地方の重要な湿地のひとつであったからだ。
松川浦で自然環境調査を実施<WWF活動トピックWEBサイトより拝借>
松川浦は海の水が陸地に入り込んだ汽水湖である。太平洋とは砂丘で隔てられていて、北部にある幅80m程の水路部を介して海水交換が行われているそうだ。
湖辺には葦(ヨシ)が広大なヨシ原を形成して、地球の浄化にせっせと貢献しているし、
湖畔の陸地には、あらゆる種類の苔が生えている。
調べて知ったことだが、浦というのは、陸地が湾曲して湖海を抱えこんでいる地形のことだという。
漁業に適しており、古くから人間が集落を作って生活してきた場所だ。
赤丸のところが今回の撮影地点だ。ここを起点として、周辺をさんざん歩き回った。
自分の足で歩いていると、この地が湿地であることがはっきりと感じられる。
たくさんある空き地はたいてい立ち入り禁止で、覗いてみると伸び放題の雑草のあいまにジメジメした地面が見えるし、
沼や小川や整備されていない水路に、いたるところでお目にかかる。
今までの記事で汽水域や川、沼、植物では葦や苔といったものに着目してきたことが、ここで一気につながったと思う。
どうして自分が書きたいのはこのようなことばかりなんだろうと思ったこともあったが、
これでよかったのだ。
帰省2日目はこれ以上歩けないというくらいに精一杯歩き回ったのに、まだまだ歩きたい気持ちが止められなかった。
春の草花は咲いているし、みどりの山々も、川も沼も、青い空も海も、ここにはいくらでもある。
美しさに感動することも忘れるくらい
今、この場所に夢中だ。




