こう思うのは私だけかどうかわかりませんが、
女性をテーマにした記事を書くのなら、「恋愛」についてのことは欠かせません。
・・・ですが恋は心の世界で起こることの典型のようなものです。
人によってそれぞれとしか言いようがないので、記事にしようと思うと「一般的にこう」あるいは「私の場合はこう」というような言葉に終始してしまいます。
なのでここでは、自分の体験を語るだけにしておきます。
私の生涯のパートナーはいまの主人なのですが・・・
「主人」というとなんだか所帯じみた感じになってしまうので、
ここでは「彼」ということにしたいと思います。
彼と出会ったのは企業勤めをしていた20代のときです。
インスピレーションは感じましたが、ハッキリ言ってあまり好みのタイプではありませんでした。
過去記事にさんざん書いているのですが、花の乙女のころの私は、いつも恋愛をしていないと気が済まないところがある、
プライドの固まりのような、鼻持ちならない小娘でした。
そのころ好きだった人に振られたばかりだったのもあって、あまり深く考えずに彼と付き合い始めました。
結婚したのはそういう年齢に差しかかっていたからです。
なんだかありきたりだな、生涯を共にする相手ってこんなに簡単に決まっちゃうもんなんだ・・・なんて、ちょっとつまらない思いがしていました。
もっとこう、めくるめくような思いがあるとか、もっともっと強烈に惹かれ合ったりとか、
目と目が合っただけで何かがわかったりとか・・・・
そんなことが一つもなかったのです。彼氏としては平凡でちょっと退屈・・・私にとってはそんなかんじでした。
・・・ところが結婚して半年もたたないうちに、ある出来事が起こりました。
引っ越しやらあいさつ回りやらで疲れていた彼が路上で倒れ、救急車で運ばれたのです。
駆け付けた私は、今までいてくれて当然だった彼の存在のありがたさに気づかされました。
詳しいことは、過去記事に書いています。
「彼がいる生活はあたりまえ、結婚って意外とつまらない」と思っていた鼻持ちならない小娘が、私の中から消え去った一夜でした。
私が今まで経験した気づきの中でも大事なものです。小娘から大人の女性になった貴重な一歩です。
その後は平凡な毎日でしたが、3.11が起こった時に、すべてが変わってしまいました。
彼の故郷は福島で、実家は福島第一原発の影響が懸念される位置にあります。
義両親は、住み続けることだけはできましたが、今までと同じ生活ではなくなりました。平凡な日常が奪われていく様子に心を根底から揺り動かされた私は、
彼の故郷を自分の故郷と感じるようになり、
それまでめんどうだと思っていた、年に1,2回の義理実家への帰省を心待ちにするようになりました。
帰省するたびに彼は私の行きたいところに連れて行ってくれ、何事にも忠実に寄り添ってくれる心強いパートナーへと変化していきました。
よく言われているような、魂の片割れとか、ツインだとかいうのは当てはまらないと思いますが、
このとき私と彼の関係にある種のシフトアップがあったことは確かです。
生涯のパートナーが彼で、本当によかったと思います。
ただおそらく、結婚したばかりの頃の「ある一夜」で、彼がいてくれることのありがたさに気づけていなかったら、
今ほどの関係にはならなかった気がします。
私が自分の体験から言えるのは、
パートナーとの関係は、二人で作り上げていくことができるということです。
出会ったときは何とも思わなくても、日々、自分に起こって来ることに向き合い、自分自身の歩みを忠実に進めていくうちに、
二人の関係も進化していく(あるいは本当のパートナーが現れる)
そしていつか、「本当の愛」が理解できるときがやって来る
・・・と思います。