毎朝ある朝礼では社訓を唱和します。
電話は3コール以内に取ります。日本の企業なので一人一人のデスクがパーティーションで区切られていません。プリンタやFAXの動く音がしょっちゅう聞こえてきます。一人一台割り当てられているノートパソコンをフルにつかって仕事をします。
・・・という感じの、絵に描いたようなオフィスワークに従事するようになってもうすぐ1か月たちます。
クリエイティブでもなんでもないし、自分の才能を発揮するなんていうことからも遠く離れています。平凡、地味という感じではありますが、毎日けっこう楽しめている自分がいます。
帰りのバスから見える夜景がきれいだし、家に帰って主人と一緒に食べる晩御飯がおいしいです。
週に2日の休日が楽しみで仕方がありません。デスクワークで疲れがほどほどなのがとても有難いですね。
土曜日はもったいなくて朝寝ができません。日の出とともに起きだして、PCに向かいます。
人によって違うところだと思いますが、私はフルに働いていると体調も整うし、自分のいろんなことがうまく行くことが多いです。
人間は働くようにできていると思います。心身と魂が引き締まるというのでしょうか。
何にも縛られていない、100%自由というのもいいですが、私はそこそこの束縛があったほうが頭に浮かぶ雑念が減って、いい状態の自分でいられるのです。
毎晩寝床に入ると、シミジミとした幸せな気持ちがどこからともなく沸いてきます。
束縛されていることに不満を感じてさえいなければ、ハンでおしたような毎日でも、得られるものはたくさんあるのではないでしょうか。
「今のこの時代にふさわしい何か」をしていなくても、こうやって普通に生きているだけで十分幸せ、
と思えて仕方がないのが、この秋の自分です。
