講座の初回を終えて明けた朝
初めて、一回目、初回、
一度しかないこの時、この気持ち。
振り返ると、まったくもって、ただのわたしがいました。
あんなに穏やかに迎えられた朝だったのに(今思うとそれこそ不思議)、講座が始まると、私の脳内に、よく言う”本番の魔物”が現れました。
言葉が出てこなくなって、頭の中がまとまらなくなって、何話してるのかわからなくなって、教案の文字は読み取れなくなって、私の内側はジタバタしました。
ん、どうした? 私は何が起きているのかも、わからないまま、立て直せないまま。
講座が終わり、笑顔で皆さんをお見送りした直後から、私の中で振り返リが始まり、次から次へ申し訳ない思いが溢れ出て、溢れ出ながら眠りに落ちました。
そして翌日、昼に近い朝
重だるい身体を起こして、また振り返り…わたしの場合、遅く到達するその時の感情を感じた先に訪れた、こころの声
申し訳ない
自分へのおごり
学びの足りなさ
勉強不足
準備不足
練習不足
こんなに大事にしてたのに
大事にしてたはずなのに
大切なのに…
あ、大切にしたいんだ。
大切にしたいんです。
一つひとつ、一人ひとり
こころの声に到達すると、できること、ただのわたしにできることを探し始めました。