わたしはいつか
母に謝ろうと思っています。
母が一人暮らしをしんどいと
思い始めた頃
私は母に冷たかった
母は母の人生
私はわたしの人生
と、割り切って
切り離していた。
とにかく冷たかった。
さっき母から
電話がかかってきました。
最近、思い出すのよ
と、母は切り出し
私と、海外や
日帰りバスツアーで
あちこち行った時の事を
楽しそうに笑いながら
話し出しました。
私が忘れていた事まで
覚えていました。
わたしは
あの頃ごめんね
と、母に伝えるより
今の母の話を聞きながら
楽しかったねと
一緒に笑う方がいいのかなと
思えてきました。
母に寄り添う
今ここの母に…

