「人間万事塞翁が馬」大学進学編 | ナノテクブラックジャックのブログ

ナノテクブラックジャックのブログ

 ナノテクが期待される以前の1996年から、日本復興の期待を背をっていた2000年代前半、期待が薄れてしまった2008年までの13年間を最前線で見て参りました。

 そんな私が考えていること、身の回りで起こっていること等を書き綴ります。

「人間万事塞翁が馬」大学進学編



「人間万事塞翁が馬」とは、幸運な出来事が起こったと思ったらそれが将来の禍の種になっていたり、不幸な出来事が将来の幸福の源になったりすることです。

 「人間」は「にんげん」ではなく「じんかん」と読みます。


 さて、大学入試の合格発表があり、志望校に合格できて有頂天になっている人、志望校に合格できず悔しい思いをしている人等おられると思います。

 そのような人たちにこのコラムを贈ります。


 まず、最近見たテレビ番組を基に大学へ進学できなかったことが人生の成功へつながった映画監督の例を記します。

 次に、私の同級生の例で、志望校以上の大学に進学できたことが将来の不幸の原因になってしまったことを紹介します。


 日本を代表する映画監督の誕生秘話

「永遠の0」が日 本映画アカデミー賞の8部門で受賞したことは記憶に新しいことです。

 監督の山崎 貴氏は他にも「ALWAYS 三丁目の夕日」「STAND BY ME ドラエモン」「寄生獣」なども手掛けているヒットメーカーです。


最近テレビで山崎 貴氏が映画監督になったいきさつが紹介されていました。

 山崎 貴氏は高校生の頃、決して成績優秀ではなかったそうです。

 大学進学を希望していたが、成績不振で進学を断念しなければならなかったのです。

 働きたくないという理由で就職も希望しませんでした。

 2年間は働かなくても済むという理由で専門学校へ進学したのです。

 専門学校へのこだわりはなく適当に映画製作の専門学校を選んだらしいのです。


 山崎 貴氏が希望通り大学進学していれば、日本を代表する映画監督にはなっていなかったのではないでしょうか?


 志望校以上の受験結果をだした同級生F

私の中学高校の同級生にF君がいます。

彼はスポーツ万能で成績も優秀イケメンでした。

ただ、少し背が低いことを除けば非の打ちどころがない人物でした。

私は高校3年の時に彼と同じクラスになりました。

彼の志望校は岡山大学歯学部です。

彼の成績は医学部には及びませんが歯学部には何とか入れそうな状態でした。

ところが、共通一次試験(現在のセンター試験に該当)で想定外の高得点を取ったのです。

医学部にも余裕で合格できる点だったのです。

そこで予定を変更し、医学部を受験して見事に合格したのです。

そのときは、誰もが羨みました。


それからしばらくして・・・。

30歳の時に同窓会があり、彼が失明したことを知りました。

医学部での実験中に難病に感染したのが原因だそうです。


共通一次で想定外の高得点を取っておらず、予定通りに歯学部に進学していれば失明することはなかったのではないでしょうか?


「人間万事塞翁が馬」とはよく言ったものです。

F君のご多幸をお祈りします。



頭の良い人の脳みその使い方。

http://ameblo.jp/mscnf/entry-11238380329.html


も是非お読み頂きたい。