久々の投稿 | だから構造家は、楽しい

久々の投稿

めちゃくちゃ久しぶりの更新です。


前回は1月でしたね。


半年近くも更新しなかったので、パスワード忘れかけてましたし(笑)。


いやっ、ホントに忙しかったんですよ。


震災もありましたしね。


僕の場合、建築がメインの構造設計事務所やってますから、やっぱり、ああいう現実を見てしまうと、自分の職業が「楽しい」とかって、簡単には言いにくいです。


もちろん、僕より一まわり以上若い、今の学生さんたちに、この職業の魅力を感じてもらい、より多くの人にこの世界に入ってきてもらいたい、という気持ちは強く持っているので、構造設計の楽しさ、というものは今後も継続的に伝えていきたいと思っています。


更新が滞っていた時期のことを少しざっくりとご紹介しておきます。


1年強にわたりコーディネータを務めておりましたアーキフォーラムは、無事に終えることができました。

震災以後は、

三分一博志さん(3月)、石堂威さん(4月)、佐々木睦朗さん(5月)

の御三方を講師にお迎えし、それぞれの個性を存分に発揮していただけた充実したレクチャーとすることができました。

アーキフォーラム自体は少し充電期間を置くという形で、お休みさせていただきます。

次シリーズは、また、開催が決定しましたら、ホームページにて告知されるかと思いますので、ちょくちょくのぞいて見てください。

このブログでも可能な限り紹介したいと思います。



被災地には4月に一度だけ行きました。

まだ新幹線が開通していない中、東京から夜行バスで仙台入りし、宮城資料ネットワークの委任を受けた佐藤敏宏さんのチームに加わり、石巻の門脇小学校近くの、津波に耐えた土蔵の現況調査に同行させていただきました。

翌日に奈良で予定があったため、たった一日しか滞在できず僕自身はあまり役に立てませんでしたが、得がたい経験をさせていただきました。


震災前ではありましたが、2月から3月にかけて、球磨工業高校のコンペというものがあり、荻原雅史さん中西ひろむさんのチームの一員として、決勝ラウンドを戦いましたが、残念ながら勝つことは出来ませんでした。富山のグランドワークスさんまで工場見学に行き、木造ラーメンについて色々と体感することができましたので、敗れはしましたが、それはそれでその後に生きる充実した戦いでもありました。


めでたいニュースも一つありまして、

日本建築構造技術者協会(JSCA)から、

第22回JSCA賞の新人賞を頂くことができました。

中川政七商店新社屋(建築設計:吉村靖孝建築設計事務所)での受賞です。

JSCA賞の名に恥じぬよう、よりいっそう精進していきたいと思います。m(_ _)m


その他に報告すべきこととしては、事務所を移転したということでしょうか。

まだ先週末に引越し作業をしたばかりで、ダンボールでぐちゃぐちゃな状況です。まだ、移転案内メールも送れていません。

ホームページの住所や地図も更新できておらずの状況ですが、近いうちに更新したいと思います。

京都風にざっくり説明しますと、

四条西洞院上ル → 室町蛸薬師西入ル

という小さな移動で、碁盤の目で言うと、一つ右上のマスに移動しただけです(笑)。最寄駅は引き続き四条烏丸です。

元の部屋は、25平米のワンルームマンションを2室使っていたので、ユニットバスやキッチンが2つあり、非常に効率が悪かったのですが、新しい部屋は、1住戸で78平米あり、所員一人一人のデスクが随分広くなりました。

それでも、家賃8万9000円+共益4000円ですから、やっぱり京都は安いですね。


で、なんで今日に限ってブログを書いてる時間があったのかというと、

実は、今日これから、北海道に行ってきます。

6時前の地下鉄に乗ります。

準備が終わったのが4時前だったので、寝てしまうと起きられるか不安だったので、ブログで時間を費やしました(笑)。


8日(金)の夕方、北海道日建設計にてレクチャーを行います。

北海道大学の学生にも告知が行っているとも聞いておりますので、北海道の学生さんも、情報をかぎつけて是非聞きに来てください。


初日の今日は、女満別まで行き、五十嵐淳さんとお会いしてきます。

1/10サイズでギャラ間に展開されているあの建物たちの1/1を見てきます。

楽しみです。