アーキフォーラム予習のための推奨図書 | だから構造家は、楽しい

アーキフォーラム予習のための推奨図書

アーキフォーラム2010-2011シリーズ

第2回講演

講師:山梨知彦氏(日建設計)

演題:『BIMは誰のためのツールか?』


コーディネータの独断ではありますが、ここでは、これを見ておくと、より深く講演や議論を楽しめるであろう数冊をご紹介したいと思います。



日経アーキテクチュア2010年2月22日号
だから構造家は、楽しい。-日経アーキ20100222号


特集:「最強」の設計集団

にて日建設計山梨設計室が紹介されています。

伊東豊雄建築設計事務所と並び合計22ページに渡り紹介されており、非常に読み応えある特集です。

山梨知彦さんの人物像を予習するのに最適な一冊です。



業界が一変する BIM建設革命/山梨 知彦
¥2,100
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BIMをとても簡潔に述べてくれている一冊。

2009年2月に発売された本で、BIMを用いた事例を紹介するということよりも、BIMを使うことで建築ビジネスがどのように変りうるかということに重きがおかれ書かれています。逆にこの本を通して、建築ビジネスの全体像が見えてくる一冊でもあり、建築家の作る建築しか知らない学生さんにとっては、社会を見つめる勉強にもなる一冊と言えるかもしれません。



a+u (エー・アンド・ユー) 8月号臨時増刊 「広がるデザインの可能性―BIM元年」 200.../著者不明
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BIMを用いた事例紹介が豊富な一冊で、事例を通してBIMを理解するのを手助けしてくれます。

各事例の先頭ページに、建設プロジェクトの流れの中で、BIMを、設計初期から建設に至るどの段階でどのように用いているかが、共通のフォーマットで記されています。逆に、このフォーマットがあることで、BIMの用い方あるいはBIMの可能性を簡潔に読み取ることができ、その一方で、BIMがまだまだ模索の段階にあることがわかります。



建築ジャーナル2010年4月号
だから構造家は、楽しい。-建築ジャーナル4月号

特集:BIMは住宅設計の何を変えるのか


BIMはどちらかといえば、大規模な建築を扱う場合に有用なツールとして語られている印象が強く、住宅を得意とするような小規模事務所にとってはBIMを用いる価値を見出しにくいとされる中、BIMの本質を明らかにしていくことで、住宅に対するBIMの適用の可能性を探ろうとする画期的な特集が組まれている一冊です。


今回のアーキフォーラムでは、この特集の編集担当責任者である建築ジャーナルの山崎泰寛氏をゲストコメンテータにお迎えし、より質の高い活発な議論を行うための触媒としての役割を担っていただきます。



より多くの方々の会場へのお越しをお待ちしております。