スクーリング@京都造形芸大 | だから構造家は、楽しい

スクーリング@京都造形芸大

京都造形芸術大学大学院の通信教育コースの設計演習の構造スクーリングを行ってきました。


通信教育を受けている学生さん達は、大学院生とはいっても、それなりに年を重ねていらっしゃる方々でした。

察するに、平日は何らかの仕事につき働きながら、それでもなお大学で建築教育を受けたいという強い意志をもっていらっしゃる方々なのであろうと。


そういう意味で、親に学費を負担してもらっていることが多い普通の大学生とは基本的な姿勢(学ぼうという意欲)が決定的に違っており、教える側として非常に教え甲斐のある授業でした。


全員宿題として与えられた木造軸組模型をしっかりと作ってきており、語るべきポイントが見つけやすかったです。

何も準備してこずに、イメージだけをグダグダと言い訳調に語る普通の大学生とは違って、とても大人の世界でした。


しかも、教授の横内敏人さんの事務所の図面を参考資料として与えられているようで、基本的なプロポーションが間違っていないのです。やはり、第一線で活躍されている建築家の図面はどんな市販のテキストよりも教科書として相応しいようですね。


朝9時から12時というのが僕の担当時間ではありましたが、結局、10人全員分の構造チェックが終了したのは14時過ぎ。(新幹線の時間が・・・)

前日がハードな一日だったこともあり、正直言うと、朝起きたときはものすごくつらかったのですが、皆さんの熱心さが、こちらにエネルギーを与えてくれました。


素晴らしい学校だと思います。