名和研二講演会@造形大 | だから構造家は、楽しい

名和研二講演会@造形大

京都造形芸術大学にて名和研二さんの講演会がありました。


パワーポイントではなく、フォルダ内の写真をその場で選びながら見せていくという、『入念には準備していない』かのような、名和さんらしいプレゼンテーション。


「その技術については頑張らなくてもよい」

という名和さんの設計上の流儀がスライドの見せ方にも現れていて、感心。

それでいて、なるほど!と思わせる、ツボをつく建物の作り方をたくさん見せてくれます。

物質的に豊かであることよりも生き方が豊かであることの方が幸せである、ということを、名和さん流に表現してくれているのだと、そんな風に感じます。

表現の仕方は全く違えど、思うところは僕と何も変わらないというのが、面白いところ。

とても楽しかったです。


講演会後の会場入口では、刷り上ったばかりのヴィヴィッド・テクノロジーが販売され、景気良く全冊さばかれました。アーキフォーラムでの講演録です。名和さんも僕も1章ずつ担当しています。自分でいうのもナンデスガ、とても面白く、中身の濃い本です。後日詳しく紹介します。


売り場では、名和さんと僕の即興サイン会に。

生まれて初めて、

「サインしてください」

と言われてしまいました。

佐々木事務所の退職記念に妹島さんと西沢さんに同じ台詞を言ったときも随分と照れましたが、人から言われるのはもっと照れますね。ニヤついていなかったか心配です。


書店には11月末日から並ぶそうなので、しばしお待ちを。


お後は、近くの小料理屋で懇親会。2次会は名和さんのご指名で天下一品総本店へ。

その後は、北バチ(北白川バッティングセンター)で40球ほど打ち込んだあと、京大横の屋台で2時過ぎまで飲みました。


2次会からは懐かしの学生B級ツアーでしたが、とても楽しかったです。