多摩美大図書館 -オープン記念式典-
京都駅7時26分ののぞみに乗り、途中新横浜乗換えで、多摩美術大学へ。
10時半到着。
和歌山や奈良の南部へ行くよりも『近い』と感じてしまいます。
多摩美大の八王子キャンパス整備事業完成と新図書館のオープン記念式典に参加。
現場に足を運んでいたころと違い、バス停が新設されていたりするなど、キャンパス全体が整っていました。
式典では、
港千尋さんのコーディネートによる伊東豊雄さんと中沢新一さんの対談が面白かったです。
中沢さんの歯の浮くような持ち上げっぷりには、伊東さんもちょっと困惑気味でしたが。。。
伊東さんを除くお二方は、建築についてはいわゆるプロではないわけだけれども、デザインであったり都市というものに対して、一家言あるわけで、そうした方々の言葉からは、色々な気づきをいただけます。
門外漢でお気楽と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、逆に、目の前の仕事をこなすことにおわれ、建築界におけるルールや常識・慣習にとらわれすぎていると、気づけない視点があるのは確かなようです。外からのハイレベルな視点とでも言っておきましょうか。
昼からのパーティーでは、また色々な方と出会うことができました。
パーティー後は、布の安東さんやスープの土井さんらと共に、ボストークの乾さんについていったおかげで、中沢さんの文化人類学研究所や港さんの研究室にもおじゃますることができました。
この大学には、とても面白い方々が、これでもか!!、というくらいにたくさんいらっしゃることを知りました。
最後に皆で図書館を見学。
今日は多くの学生が利用しており、4月初旬に見学にきたときよりも、よりこの図書館が活き活きとしていました。
低くカーブする書棚、傾斜のある床面上のマグテーブルなどは、本の所在を認識させるには、凄く優秀な手段ですね。藤江和子さんの家具も素敵でした。
使い甲斐があり、働き甲斐もある図書館、というのはこういう図書館なのだろう、と感心するとともに、その基本設計に携わることができたことに改めて感謝です。