シラバス | だから構造家は、楽しい

シラバス

4月から、とある芸術系の大学で、非常勤をすることになりまして、

そのシラバスを書くことになりました。

全15回(実質12回)の授業。


 1.ガイダンス

 2.「釣り合う」ということ。<綱引きとシーソーの違い>

 3.「建物の重さ」を求める。<1+1=2という原則>

 4.「床の支え方」を考える。<柱や梁の存在する理由>

 5.「固さ」と「強さ」の違い。<剛性と強度>

 6.「圧縮」と「引張」と「曲げ」。<部材に発生する応力とその種類>

 7.「梁の断面寸法」を決めてみる。<梁断面に必要な性能>

 8.「柱の断面寸法」を決めてみる。<柱断面に必要な性能>

 9.「地震に耐える」その耐え方。<ブレース(壁)構造とラーメン構造>

10.「鉄・コンクリート・木」 <建築を構成する材料について>

11.「細い」と「太い」、「薄い」と「厚い」、・・・。<デザインと構造設計の関係>

12.「建物の作り方」 <一般的な施工の手順や技術の紹介など>

13.「免震」と「制振」 <最新の技術紹介など>

14.予備日

15.予備日



工学部ではなく芸術学部の学生なので、どこまでついてきてくれるでしょうか。。。


将来、建築家になっても恥ずかしくないよう、原理原則を中心に教える予定です。