こころの玉手箱 | だから構造家は、楽しい

こころの玉手箱

日経新聞夕刊の裏一面が面白いです。


こころの玉手箱」という連載があって、今週は安藤忠雄さんが執筆です。

それに加え、今日の夕刊は藤森照信さんが駅舎建築ベスト3を執筆されてました。


つまり、裏一面の上半分を安藤さんと藤森さんで占拠。

豪華です。


ちなみに藤森さんの選んだ近代建築駅舎ベスト3は、東京駅・門司港駅・旧奈良駅。


横綱が東京駅。

大関は不在で

関脇が門司港駅。

小結が、原宿か国立か奈良かで迷ったあげく、東京が二つというのもどうかと思い、旧奈良駅にしたそうです。


大関がいない、という表現からも東京駅が突出しているとの評価。



安藤さんの連載も心に響きます。


安藤さんの言葉には、いつも刺激を受けるというか励まされます。


制度とかしがらみとか、そういうしょうもないものを蹴っ飛ばしてくれて、


本来は当たり前なハズなのに実現・実行するのが何故だか難しくなっちゃっていることを、堂々と


当たり前のこと


として言ってくださる。


だから、なんだか勇気を与えてもらったような気になるのです。


簡単そうでとても難しいことなのですが。。。




そんな安藤さんも、どうも最近は施主の言うことを聞きすぎていたそうです。


そろそろ本当に自分の作りたいものへとシフトしていきたいご様子。


それはそれで相当に勇気の必要な発言だとは思うのですが、


大新聞で堂々と言っちゃうのだから本気なのでしょうし、


それを言えてしまう安藤さんはやはり素敵です。



今後の作品が楽しみです。