近代都市計画的農園 | だから構造家は、楽しい

近代都市計画的農園

僕の事務所の目の前には世田谷区の区民農園があります。


4月17日定点1


先日まで、とある仮設庁舎が建っていたのですが、その本庁舎の建替えが済んで元の場所に戻っていったその跡地なのです。


農地ではなかったところを農地にしたばかりのこの農園。


近代都市計画のごとく綺麗に区画され、区画毎にナンバリングまでされています。(白い札に番号が書かれています)


定年退職したばかりの感じの60代くらいの夫婦が平日午前中からせっせと耕している区画もあれば、親子連れが土日にだけ土いじりに来ている区画もあり、耕作の状況に差がありとても面白いです。


耕す方向がX方向の区画もあれば、Y方向の区画もあります。


4月17日定点2


買ってきた苗を植えるところからスタートさせる区画もあれば、種を蒔くところからスタートする区画もあります。

種蒔きどころではなく、まずは藁を巻いて、そもそも土から育ててやろうという区画もあります。


藁敷きタイプ


つい先日まで原っぱみたいだった土地が、ある日突然、無機的に白縄で整然と区画され、そして今は、整然とした区画分けのみを残して全くバラバラに成長していっています。その様子がなんだかシムシティ みたいでとても面白く、僕の毎日の通勤の楽しみの一つになっています。


道路を隔てた僕の事務所内からはこんな感じで見えます。


松もいい感じ


松の葉の根元にある花?も成長中。
そちらはまた後日。