私は坊主が苦手です。

苦手ってレベルじゃなく「怖い」です。


スキンヘッドはまだ大丈夫なのに、何故か坊主だけはダメで、高校生の時は短髪の男性も苦手でした。






私がH店、夫がC店に在籍していた時、

営業終わり、帰ろうとしたら書類を受け取りに夫がH店にきたんですけど、



坊主になってました。



夫「あ、愛祈さんっ!」


私「え、藤様、え、ど、坊主、」


夫「暑くて面倒になったんで刈りました〜」


私「え、ちょっとなんで?え、無理無理無理無理無理無理!!」


夫「!?」


私「え、やだ、無理、やだやだやだやだ!」




私の悲鳴が気になって様子を見にきた熊さん。


熊さん「愛祈ちゃん?どうし「やだやだやだやだ!!!本当無理!!怖い!!」…は!?」



私「私坊主だけは無理!本当ダメなの!怖い!やだ無理!やだやだやだやだ!」



熊さん「ちょ!愛祈ちゃん!落ち着いて!」


私「何で坊主にしちゃったの!?前の髪型の方が格好良かったよ?!もーやだ!!藤様なんで坊主にしたの!?(珍しくタメ口)」


熊さん「坊主のお客さんは?!それもダメなの?」


私「リクエスト貰わないように気をつけてるから私に坊主のお客さまは居ない!!!」


マミィ「親びんは坊主よ〜?」


私「親びんは坊主で違和感ないもん!藤様は坊主似合ってない!!!



マミィ「似合ってない!w w w w」



熊さん「愛祈ちゃん、本当それ以上は、やめてあげて、…藤咲 あまりのショックに顔面蒼白だから…」


私「無理なもんは無理やもん!!」


熊さん「とりあえず、愛祈ちゃんら帰ろう。そして藤咲は店ん中入ろう、ね?うん、とりあえず2人とも落ち着いて、お願いだから」







と、坊主の夫を全拒否!!!笑


そのまま私は周りの女の子たちに笑われながら宥められながら帰りましたが、その後の夫の荒れようは酷かったらしく。



夫「やだって…」


熊さん「いや、坊主がね?」


夫「嫌って…」


熊さん「だから、坊主だよ?」


夫「怖いって…」


熊さん「藤咲落ち着け、坊主がだから」


夫「俺なんで刈ったんだろう…」


熊さん「俺は似合っとると思うよ?」


実際坊主姿を全拒否したのは私だけで、夫の坊主姿はめちゃくちゃ評判良かったのです。


夫「愛祈さんに嫌われた…」


熊さん「うん、いや坊主姿がダメなだけでね?」


夫「これから先話しかけるだけで逃げられるんですかね俺…」


熊さん「藤咲の役職上、コンパニオンに話しかけちゃダメなんだけど、とりあえず一先ずそれは置いとこうか」


夫「俺立ち直れないかも…」


熊さん「藤咲さ、どんだけ愛祈ちゃんの事好きなんよ…」


夫「むちゃくちゃ好きですもん…」


熊さん「よし!俺は今何も聞いてない!何も聞いてないぞ!」


夫「好きな女の子にあんだけ全拒否されるとか俺もうどうしたらいいの…。泣きそう。いや泣きたい…」


熊さん「いいから黙ってくれ!!(汗)」



と、めちゃくちゃ大変だったらしいです。

次の日、「お願いだから藤咲をフォローしといて」って必死に言われたんですが、



…そこからの記憶がほぼないんですよね。笑


私も近寄ろうとせず、夫も髪が伸びるまで関わろうとしなかったらしいので、本当に関わりがなかっただけだと思うんですが、…恐ろしい…笑








そこから1年くらいして夫がマネージャーとなってH店に戻ってきた時、夏の売り上げ競争で総合売り上げが1番低かった店舗のボーイは全員坊主にするっていう罰ゲームが決定しました。



熊さん「うちの店舗が1番の候補よね〜なんせ女の子の在籍人数が少ないし…1番小さい店舗やし…」


夫「あ、俺負けても坊主に出来ないです」


熊さん「え、でもこれ決ま…ああ。そういうことね、藤咲は出来んわ」


私・チーフ「え、なんでです?」


夫「俺あれ以上愛祈さんに嫌いって言われたら立ち直れないですもん」


熊さん「覚えとらんとは言わせんよ?本当あの後大変やったんやけね?」




私「あ、あれか…笑」


夫「なので俺は負けても坊主にはしません。愛祈さんに髪の毛アイロンかけてもらわんといけんので、俺は坊主にはしません」


熊さん「…毎回髪の毛セットしてもらっとるのもどうかと思うけど、…仕方ない。藤咲は除外します!」


私「な、なんかごめんね?あ、私が坊主になろうか?」




夫・熊さん「それはやめて



私「な、なら少しでも売り上げあげるように頑張るよ…」






ということがありました。


結局うちの店舗がハンデが多すぎて負けたんですけど、夫は坊主にならず。

他の女の子たちに「なんで坊主やないと〜?」って聞かれても、



「好きな女の子に坊主にしたら嫌いになるって言われてるから」




なんてそらもう清々しい笑顔で言うんですよ!←


事情を知ってるうちの店舗の女の子たち(仲のいい子)はニヤニヤしてるし、

他のボーイさんはなんとも言えない顔するし、



居た堪れなかった!!!




なので、結婚してからようやく短髪にも慣れましたがそれでも坊主にしたがりません。

あれがかなりトラウマらしいです。



いや、申し訳ないことをしたとは思っているのですが、…あ!普段坊主の人と関わっても普通に話せますしあんな拒否はしません。

何故か夫にはしてしまったんですよねぇ…。





✳︎愛祈✳︎