夏、冬はお兄さま方のボーナスに合わせ売り上げ商戦。


平日は同伴イベント。

梅雨時期や雨の日は客足が特に遠退くので、割引イベント。


2月はバレンタイン、

3月はひな祭り、

10月はハロウィン、

12月は売り上げ商戦に加えクリスマス、などなど、


たくさんのイベントがありました。


季節ごとのイベントではコスプレなども。



H店はイベントに特に力を入れていて、ドレスを着る回数よりコスプレ衣装を着た回数のが多いんじゃないか?名刺よりチケットをばら撒いた数のが多いんじゃないか?って思います。笑




熊さんマネージャーは、イベントやらお祭り毎やらが特に好きな人で、入店したばかりの新人さんが戸惑うほど。笑


ただ熊さんのお陰で(圧倒された、ともいう笑)、格好つけのクールな女の子や女の子同士の馴れ合いが苦手・または嫌い、根本的にやる気がない女まで、楽しんでイベントに参加していました。






ある日、熊さんが突然、営業前のミーティングで


熊さん「チーム対抗!同伴競争をしたいと思います!!!」


と言い出して、大きな紙をホワイトボードに張りだしました。



まおちゃん(同率3位)とマミィ(1位)は店長率いるAチーム。

私(同率3位)はひかるちゃん(4位)と熊さん率いるBチーム。


真希さん(2位)と恋叶ちゃん(5位)は林マネージャー率いるCチーム。


(各チーム7人体制)


(真希さんは後藤真希そっくりな美人さんで、恋叶(れんか)ちゃんは唯一同い年の細身な元気いっぱいの可愛い子。私が愛で彼女が恋なので、恋愛コンビってよく言われていた。とにかく雰囲気や動き、背格好が似ているらしい)

(まおちゃんとひかるちゃんと真希さんと恋叶ちゃんと5人で旅行に行ったこともあり)





熊さん「勝ったチームは会社のお金で好きなもの食べにいけます!金額問わず!本当になんでも良し!」


まおちゃん「けどある程度同伴で食べてるよね」

マミィ「こっちのチームに愛祈ちゃん下さい!」

熊さん「無理です!そこバラけんと総力が偏ります!!」

ひかるちゃん「愛祈ちゃん何食べたい?」

私「え、…とりあえず金額気にせず好きなお酒飲みたいかなぁ」

真希さん「あ、それ分かるかも」

恋叶ちゃん「私はお肉がいいなぁ〜」


熊さん「とにかく皆さん!後は担当に聞いて!!そこ5人!!特に話聞いて!マミさんはそんなに落ち込まないで!!


5人「はいは〜い」





私がいるBチームは、私とひかるちゃん。

ザ!自由人!私と顔立ちや接客スタイルが似ている詩織ちゃん。

仲良しコンビの和美とユキ。後は新人さんが2人。


新人さんに無駄なプレッシャーを与えないように先ずは5人プラス熊さんで作戦会議。



ひかるちゃん「これ何日するの?」

熊さん「2週間です」

私「じゃあひかるちゃんは14回か」

ひかるちゃん「ひかるが14回なら愛祈ちゃんも14回ね!」

私「まじかw w w」

和美「愛祈ちゃん、ひかるちゃん…」

ユキ「私たちお客さん少なくて、…同伴もそんなにした事ないし…」

私「そんな気負わなくていいのよ?先ず何人に声掛けれるかとかそのうち何人のお客さんを引っ張れそうか、教えてくれる?」

詩織ちゃん「私1回!w w w w」

ひかるちゃん「お前は在籍長いんやからもうちょい頑張れやw w w」

詩織ちゃん「私が1回でも同伴するって偉いよ!?だいぶ偉いよ!?」

私「お前ひかるちゃんが怖いから同伴するだろ」

詩織ちゃん「あたぼーよ!w w w」

ひかるちゃん「おいこらお前w w w」

私「と、まあ詩織ちゃんはおいといて、2人の分は私とひかるちゃんがカバーするからさ。先ずは1回!頑張ってみよ?」

ひかるちゃん「1回できたらもしかしたら2回に繋がるかもしれん。そしたら自分自身に自信もつくでしょ?だからまず1回、無理に数こなさなきゃって思わなくていいの」


和美・ユキ「うん!ありがとう!」



私・ひかるちゃん「詩織ちゃん、お前は5回な」


詩織ちゃん「ええええええええ〜」


私「在籍私と大して変わらんやろーも!本指もおるし10位ないには入っとるんやから!」

詩織ちゃん「ええええ〜、面倒くさい〜」



ひかるちゃん「詩織ちゃん?」

詩織ちゃん「え、あ、はい」




ひかるちゃん「やれ(笑顔)



詩織ちゃん「はい…」



熊さん「ひかるさんはどれだけ行けそう?」


ひかるちゃん「ん〜、頑張っても14かなぁ…」


熊さん「いや充分です。愛祈さんは?」


私「最終兵器使っていいならいい18?から20?」


熊さん「18!?え、まじで?」


私「いやだから最終兵器使っていいです?」


熊さん「え?」



私「弟。弟使っていいなら18は行くけど…」


ひかるちゃん「あ、弟くん!そっか!愛祈ちゃんには強い味方が!!」


熊さん「是非!是非とも弟さんに頑張ってもらいましょう!!」



私「ちょっと待って、連絡しとく〜。まあ絶対断らないだろうけどね」


ひかるちゃん「なんせシスコンやもんねw w」




熊さん「とりあえず愛祈さんは18、ひかるさんは14、詩織さんは5、和美さんとユキさんは先ずは1回、…行ける!勝てるぞー!」


ひかるちゃん「おー!!」


詩織ちゃん「…まじかよ、…ひかるちゃん怖いけ頑張るわ…」


和美・ユキ「私らも…」


私「そんな怯えなくても。笑」





と、まあそんな感じで、私は弟に毎日頑張ってもらい(見返りに弟の同伴に2週間連続付き合いました)、毎日同じ顔と同伴しているので他店舗のボーイさんにも覚えられ。(雅くんと仲良くなってた。笑)


詩織ちゃんもなんやかんや7回、和美とユキも3回ずつ同伴してくれて、



Bチームは優勝する事が出来ました。


まおちゃんには「最終兵器使ってる!ズルい!」ってめっちゃ言われたけど。笑




ご褒美は回らないお寿司屋さん。

私はそんな食べないから、熊さんと日本酒をやんや飲みました。(獺祭美味かった…!)








こんなことが度々あり、毎日楽しいお店でした。

あそこ以上に楽しい店はもう見つけきらんやろうなって思うし、たまぁにまだ働きたかったなって思っちゃったり。

今はもう在籍している女の子も変わってるし、知ってるボーイさんも少なくなって、あの頃とはなんかしら違うやろうけど、それでも恋しく感じます。






✳︎愛祈✳︎