入門クラスを教える | 伝統呉式太極拳の修行中 @中野区

伝統呉式太極拳の修行中 @中野区

シンガポールでの太極拳修行を終え、本帰国しました。中野区鷺ノ宮で教室を開いて皆さんの健康に与したいです

1月から入門者向けの週一度のクラスを受け持っています。単独でクラスを任せられたのは初めて。最初のうちはクラスが終わったあと、何もしたくないほど疲れていたけど、最近はやっと落ち着いてきました。教室の様子はこんな感じです。(教室の様子)

 

毎週土曜日、昨日で7回目。全部で12回、丁度折り返し地点を過ぎました。今まで準備体操を一通り教えて、套路も6ステップ目まできました。このクラスは入門編で、基礎体力と太極拳の基本的な動き、呉式太極拳の4つの最も重要なコンセプトの理解を重視しているので、套路を覚えることは重視しません。とりあえず前で套路をしている僕の動きについて来れればいいことにしています。12回目が終わったあと、通常クラスに編入するための準備クラスです。ちなみに重要コンセプトは、放松,虚灵顶劲,虚实分明,腰带手の四つです。これはまた別に解説しますね。

 

この経験を通して、教えるって本当に難しいと感じています。教える側は自分の知っていることを教え、教わる側はそれを自分の持っている経験に基づいて解釈、消化します。この自分と生徒さんの経験や知識の差が大きくて、こんな動きですよ、と実演をした後、同じ動きを生徒さんにしてもらうと、かなり異なるものになります。何度説明してもなかなか治らない、自分の力のなさを感じます。

 

それでも、参加10人のほとんどが太極拳に興味を持ってくれて、通常クラスに進みたいと言ってくれているのは心の支えになります。それと、始めた当初に比べると皆さん、足腰がしっかりしてきたのを感じます。コロナウィルスの影響で2週間ほどお休みが入り、せっかく鍛えた筋肉が少し落ちてしまった感じはありましたが、おやすみの間も練習を続けていた方もたくさんいて、教える側としてはちょっと嬉しい気分です。

 

これから後半、生徒の皆さんに少しでも成長を感じてもらえるように頑張ります。