『茶会記クリフサイド』訪問 | 俳茶居

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       義仲寺や秋立つ空に塚二つ (呑亀〉

  

(茶会記クリフサイド玄関 撮影TW氏)

 

   『綜合藝術茶房喫茶茶会記』は長野県蓼科に移転し、『茶会記クリフサイド』の名を付加し2021年5月に再スタートした。一年が経ち漸く2022年5月2日、新しいお店を訪ねることが叶った。14年間に及ぶ四谷三丁目にての活動、その面影が新しいお店のそこかしこに残っていて、初めて訪れた客を温かく迎えてくれた。店主福地さんの想い入れがこもった『茶会記クリフサイド』との新たなご縁が始る日となった。かつて福地さんの粋な計らいで、四ツ谷のお店の最後の5年間『中国茶会』を19回開催することが出来た。20回の記念の茶会を賑々しく開催する予定であったが、主宰者であったMさんの永逝があり、コロナ禍の情勢の中叶わぬこととなった。長く続けたお茶会においで頂き、茶友となられた皆様と一緒に歩んだ四ツ谷三丁目での一期一会に、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたい。夢のような5年間であった。

   コロナ禍は3年目に入った。お茶会に限らず多くの催事が影響を受けている。ただそんな現状を何とか変えようと、お茶に関する催事も細心の注意を払いながら幾つも再開されてきている。『中国茶会』のスタッフも催事の再開に向け準備を始めているところである。 2022年5月6日 俳茶居