天空茶会第十五葉白南風の茶事開催御礼 | 俳茶居

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       義仲寺や秋立つ空に塚二つ (呑亀〉

天空茶会第十五葉白南風の茶事開催御礼

Mさんと小生の水芙蓉の席(2018年6月30日撮影 茶器類はMさん用)

 

2018年の東京は、6月29日(天空茶会の前日)梅雨明けが宣言され、催事当日は朝から強い南風、「白南風(しらはえ)」が会場にも届き、設営準備のスタッフを悩ませた。

所属する会派日本中国茶普及協会認定インストラクター会主催『天空茶会第十五葉 白南風の茶事』 は、強風の中2018年6月30日(土)、上野『江戸からかみ東京松屋』にて無事開催された。茶席においで頂いた延べ102名、淹れ方教室参加の28名のお客様に心より感謝の気持ちを伝え、会場の『江戸からかみ東京松屋』さん、日本中国茶普及協会会長始めお運び頂いた理事の皆様に御礼申し上げることとする。

お茶とは何か。普段は忘れているが、時々振り返る命題がある。私達をこんなに幸せにしてくれるお茶。その魔法が簡単に解けたらつまらないかも知れない。その命題に近づく努力を忘れず、今は『天空茶会第十五葉白南風の茶事』の無事開催と茶席・淹れ方教室共満席の成功をスタッフ一同で喜びたい。

『天空茶会』は、年2回の開催。今回で15回目となった。長くやってきたとも言えるが、まだ8年に過ぎない。その時間の中でも私達は大変な数のお客様と出会っているのだと気付く(およそ延べ1,500名)。そして淹れ手もほぼ毎回新人がデビューし、やがてベテランとなるべくスタートラインに立つ。今回も新人男子Mさんと茶席でペアを組み、二つの烏龍茶を呈茶した。Mさんはインストラクターになられたばかり、練習を丁寧に重ね、見事な接待茶芸を披露された。さすがに一回目は緊張気味であったが、残りの3回は落ち着かれたパフォーマンスで、安定感が出来て行った。次回以降が楽しみである。

一席目においで頂いた岩間眞知子先生に、小生が呈茶に使用した茶杯や蓋碗の出自を皆様にお話しいただき、また小生手製の茶盤と茶盤に描かれた水芙蓉(蓮の花)についてお言葉を頂き、淹れ手冥利に尽きる想いであった。 多謝 再見

                       2018年7月2日   俳茶居

 

ルチアさんと茶米さんの茶席「青爽」