「天空茶会第十二葉 梢錦の茶事」開催御礼
「天狼」の茶席 (2016年11月26日撮影)
2016年11月26日(土)、所属する日本中国茶普及協会認定インストラクター会が主催する「天空茶会第十二葉 梢錦の茶事」が、おなじみの「江戸からかみ東京松屋」さんで無事開催された。おいで頂いたお客様に心より謝意を伝えることとする。又、会場を提供して頂いている「江戸からかみ東京松屋」さん、そして何時も私達を応援していただいている、日本中国茶普及協会の理事の皆様方にこの場を借りて厚く御礼申し上げることとする。
「深見草」の茶席
遠い中国や台湾の山で育った茶葉は、茶農家さんの丁寧な仕事でお茶となる。幾つかの流通過程を経て、最後の最後に天空茶会の茶席に届く。その茶葉に感謝し心を込めて呈茶すると、茶葉は素晴らしいお茶になり、茶席を囲む人々を幸せにする。私達を幸せにするお茶とは何か。役目を終えた茶殻に、その答えを問いかけるのは私だけであろうか。
「冬韻」の茶席
天空茶会は、毎回スタッフの熱い想いが凝縮される催事となる。初めて参加する方は、淹れ手や淹れ方教室、裏方問わず楽しいどころではなく不安のまま当日を迎える。練習で淹れ方やトークを何度も練習したはずなのに、本番のプレッシャーは別物である。独り立ちする試練は、実は誰も助けることはできない。自ら背中を押すしかないのである。先輩達も同じようにその試練を乗り越え今日を迎えている。見事に天空茶会淹れ手デビューされた二人にエールを送りたい。1回目と最終の4回目の茶席での振る舞いは全く別人のように進化をとげているのが遠くからでも解った。次回以降も更に高い境地を目指し研鑽を重ねていただきたい。そして、茶会では淹れ手が主役の様に思われるが、催事は裏方が大事である。淹れ手が自然に茶席を務められるのも、裏方スタッフが的確に働いているから出来るのである。見事な対応力で茶会を仕切って頂けた裏方スタッフの皆様の労をねぎらいたい。
「遊風」の茶席
又、今回練習に参加されながら、ご事情で淹れ手参加を断念された方が一名出た。その方の無念や、急遽代役を引き受けてくれた方の心意気など胸打たれた。何か同時進行ドラマを見ているようであった。やがて時が過ぎ、今回断念された方があらためて淹れ手を務めるならばその席に着きたい。静かにその時を待つこととする。
裏方に徹し難題を見事に解決に導いてくれたTさんに感謝の気持ちを伝えることとする。
「木曳陽」の席
Hさんの見事な表演茶芸
2016年11月28日 俳茶居