イチロー ウォッチャー報告 2012年10月6日
イチローの今シーズンは、アメリカンリーグ東地区優勝しプレイオフに突入となった。
今年の春、イチローの今シーズンの結末を誰が予想したであろう。こんなことが起こり得るのだと、MLB各球団の決断力の凄さと、ビジネスに徹する姿勢を理解することとなった。
7月24日(現地23日)の電撃トレード
後、マリナーズの指定席で黙々と自分の役割をこなしているイチローの姿はそこにはなかった。ヤンキーズでの使われ方も、9番、8番、2番、1番、また左ピチャー先発の時には先発メンバー落ちも経験した。守備もレフト、ライト、センターと外野を全部経験した。しかし、ダッグアウトのイチローはすこぶる明るかった。トレードを決断した彼は、その賭けを自らの力で成功へと導いた。ヤンキーズへのトレード後のイチローの打率は322厘と好調をキープし今シーズンを終えた。
10月4日(現地3日)最終試合で地区優勝を決め8日(現地7日)よりプレイオフがはじまる。かつて松井秀喜が活躍したようにイチローにも期待したい。
同僚のジーターが、最終戦のあと言った「さあ練習試合は終わった。」と。このチームに背負わされた宿命のような言葉に聞こえる。
さて来シーズンイチローは、ピンストライプのユニホームのままプレイをしているのだろうか。