浜松が生んだ偉大な国学者
『賀茂真淵』
没後250年を記念しその偉業をお伝えするためのCDが制作されました。
CD、そして歌碑を残すために走り抜けたのは、
賀茂真淵遺徳顕彰会の会長、山下智之さま。
3000年持つといわれるこの石碑には、
昭和11年に作られたと言われる歌
「賀茂真淵」の1番の歌詞が刻まれています。
一人でも多くの方にCDをお手元に寄せていただき
賀茂真淵さまの偉業と日本への想いを深めていただけたら嬉しく思います。
【CD】
令和元年10月30日 賀茂真淵没後250年記念 ¥1,500(浄財含む)
問い合わせ先:http://kamonomabuchi.com/contact (賀茂真淵遺徳顕彰会)
1.賀茂真淵(男性ソロ)
2.賀茂真淵(女性ソロ)
3.初代「浜松市歌」(男女)
Produse:山下智之
Vocal:玉川昌幸 舟橋弘子
Sound Engineer:泉正和(森といずみ)
Pf & Arranged by 森山雪子(森といずみ)
(右より、玉川先生、舟橋先生、森山(森といずみ))
◎ 中日新聞 静岡版 記事(令和元年10月31日朝刊)
賀茂真淵の歌碑建立 浜松の記念館で除幕式
◆元東大総長、有馬さん揮毫
自ら揮毫した歌碑の横で、賀茂真淵について語る有馬朗人静岡文化芸術大理事長=浜松市中区東伊場で
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江戸時代の国学者、賀茂真淵(一六九七~一七六九年)の没後二百五十年を記念し、浜松市中区東伊場の賀茂真淵記念館に歌碑が建立された。真淵の命日に当たる三十日、除幕式があり、関係者ら約七十人が郷土が生んだ日本を代表する国学者に思いをはせた。
歌碑に記されたのは「静岡縣(けん)郷土唱歌」(一九三六年発行)に収録された歌「賀茂真淵」の歌詞の一番。元東京大総長で元文部大臣、有馬朗人(あきと)静岡文化芸術大理事長が揮毫(きごう)した。
真淵は賀茂神社の神職を務めてきた岡部家に生まれ、「万葉集」を研究し、国学を樹立した。賀茂真淵翁遺徳顕彰会(山下智之会長)は、元号「令和」が万葉集から引用された経緯も踏まえ、今年四月から遠州地方を中心に歌碑建立のための協力者を募り、五百五人から寄付金を集めた。
式典で、山下会長は、碑文が陶板に刻まれたことに触れ、「陶板の碑は三千年残ると言われます。将来にわたり、多くの人に国学に親しんでほしい」とあいさつした。有馬理事長は「浜松第一中学校(現浜松北高校)の試験を受ける際に(真淵を祀(まつ)る)縣居(あがたい)神社にお参りしたのを思い出す」と懐かしがり、「揮毫を任され、大変光栄だ」と語った。
浜松市出身の元教諭でバリトン歌手、玉川昌幸さんらによる「賀茂真淵」の歌唱もあり、関係者は真淵の功績をたたえる歌詞にしみじみと耳を傾けていた。
(鎌倉優太)