母は、認知症だけど、自分で米を炊きます。


料理ができなくなっても、ガスをとめても、小さな炊飯器で一合の米を炊けるだけで、なんでもできるつもりでいるみたいです。



とにかく、炊飯器にご飯がないだけで、米を洗ってスイッチおん❣️

それが、忍者🥷のように、素早い。


朝は、菓子パン。

昼は、日曜日以外、デイかお弁当。

要するに、白ご飯を食べるのは夜だけ。



今日は、お昼に弁当が届く日。

私は、炊飯器に「弁当がくるので、夜にごはんをたいてください」と張り紙した。


案の定、夜中の3時頃にトイレに起きよった。


おばあちゃん あー、娘おったんか⁉️ もう、今日帰るねんな。さみしいよう、またひとりや。デイあるから、ええけどな‼️


でっかいひとり言。

トイレくらい、黙っていけや‼️

寝たふりしてたけど…ゴソゴソしとる⁉️


台所にとんでいったら、米を洗ってスイッチオンしていた婆さん。


あぶない、あぶない。



おばあちゃん なんであかんのん⁉️ 夜にたいてくださいって書いてあるやん。今、夜やで。


お母さん 朝はパンやし、昼はお弁当…


おばあちゃん なに言うてるか、聞こえん‼️もうええ‼️


耳が聞こえないのじゃない。(遠いけど)

聞くのが面倒なのだ。頭が回らない。

実にわかりやすい心のシャットアウト。


自分のしたいようにさせてくれない。

遠方からきた娘が、ごちゃごちゃ言いよる。

ボケやと思って、バカにして…。

情けない、早く死にたい。


感情的になると、聞く耳がなくなる。

瞬間湯沸かし器やな。


古い炊飯器なので、炊いたご飯は黄色く硬くなる。白い炊き立てのご飯を食べさせてあげたいだけなんだけどなぁ。

ま、いっか…で、ある。



炊けるだけで充分。

もう、電子レンジも使えないから…。

そもそも、食べたことも忘れるやん。笑い泣き笑い泣き


今回も、ご飯が炊けるかと夜は寝られるか、

そして、家の中で歩けるか、トイレは行けるかの

チェッククリア❣️

なんて、次元の低いチェックなんや。


こんな婆さん、ひとりにして帰るのは心苦しいけど…仕方がない。


母には、母の生活がある。笑い泣き

来月も、頑張ってくれ‼️