ぷらぷらと、近くの薬局に歩いて行ってきた。
家からあまりに近いので、ついでに公園に寄った。
寒いので、軽く一周だけ歩くことにした。
いきなり、茶色い芝犬を仰向けにして抱えた男性とすれ違った。
なんか、ふんずり返って楽ちんそうな芝犬の笑顔に、笑ってしまった。
きっと、歩くのが嫌になったんだなぁ。
そしたら、抱えてた男性も、アハハと笑ってた。
しばらく歩くと、草むらに地域猫が2匹。
どちらも、片方の耳の先がV字に切られとるよ。
私が近づくと、茶色の方がふくらはぎにスリスリしてきた。
自治会ではお世話係しか餌をやってはいけません。
だから、写真だけでサヨナラ。
去年の今頃は、認知症の私の母が、白内障の手術と治療のために来ていて、
よく2人でこの公園を歩いた。
犬や猫は、喋らない。
私の母は、「帰りたい」「デイサービスに行きたい。」「死にたい」
歩きながら、愚痴ばかりだった。
姉には、散歩したいなんて言わなかったらしい。
そのかわり、夜中に愚痴ったらしい。
私の家は、旦那がいるので夜中はおとなしかった。
あまりにもうるさいので、私が言いたい言葉を大きな紙に書いて貼った。
おとなしい時は、声に出して読んでくれたけど、
夕方になって、不穏になると、怒って紙を破ってぐちゃぐちゃにした。
そうしての…公園でのお散歩。
なんで帰ったらあかんねん⁉️ 帰って、デイに行きたいねん。
あんたの家におっても、することないやんか。
複数の目薬をひとりでさせない母。
5分おきに帰りたいと言う奇行には、ほとほと呆れた。
今、ひとりで歩いて、思い出す。
思い出すけど、寂しくない。
故郷ではなく…認知症の母、遠くにありて、想うのがちょうどいい。
