2017年   12月



初期のアルツハイマーの母からの
電話攻撃は、しつこく続きました。


ある日の昼過ぎ、固定電話☎️の音に、立ちすくんでいると、


ニコ  おかんちゃん、スポーツジムに行って
  きたら?俺、今日は大学行かんでいい日
  やから、婆さんの相手、しとったるわ。

たまたま、家にいた三男が、言ってくれました。



スタジオにはいり、45分のエアロビクスをして、お風呂に入ってスッキリしました。



よっしゃ‼️さあ、帰るぞ‼️と、思ったのですが、ジムの入り口付近のベンチに座って、
ふと、横をみると、
先程の初対面のインストラクターの女性が
座っていました。



お母さん すみません、聞いてください。
  私、遠方に、ひとり暮らしの母がいて、
  認知症なのに、介護拒否するんです。
  このまま、ほっておいたら、認知は進むし、
  施設も、呼び寄せるのも、拒否なんです。
  そしたら、デイサービスしか、ないじゃ
  ないですか。もう、どうしたらいいか 
  わからなくて、、、、アセアセアセアセアセアセ


そんなことを、言ってたと思います。
それまで、ため込んでいたらしい感情が、
一気に、あふれました。
溺れるもの、ワラをもつかむ…です。


風呂あがりで、スッピンで、髪もボサボサの
おばはんが、いきなり、わけのわからんこと
言って、ヒーヒー泣いてアセアセアセアセいるんですから、
ほんと、申し訳ないことをしました。滝汗滝汗


でも、その女性は、何も言わずに、
黙って聞いてくれて、
大変ですね。ほんとに大変。とだけ、言ってくれました。


大変、ほんとに、大変。
彼女からの答えは、ありません。





母自身、自分が老いたことを、感じています。
自分がこの先、どうなっていくか、怖くて
仕方がないのでしょう。

理屈ではなく、感情でも、受けとめて
あげないと、母も、前に進めないのでしょう。


そやけど、いつまでも甘えてられへんで、さっさと、
デイサービス行けや‼️


やっぱり、答えは、これしかありませんでした。