300円以下で | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 首都圏ではガザミってどのぐらいの値段で売られてるんでしょうか?

 

 

 安くていいものが売られてないか

 先日、スーパーをウロウロしてた不審なオヤジ ←私です

 

 温暖化の影響で、これまで見たことのない海産物が水揚げされると

 昔から水揚げされてた産地の価格から見るとビックリするような低価格で売られてることがあるんです

 

 タチウオとかサワラとかアオリイカとかケンサキイカとか

 まあ、安いのは最初だけで、認知されると高くなりますけど

 

 私は漁協の人間ですので、いつ、どこで、何が水揚げされたか、落札価格はいくらか

 けっこう知ってますので

 (これ、水揚げされてから時間が経ってるはずなのに新鮮そうに見えるな。どうやってんだろ?)

 とか

 (浜値から比べると高いな)

 とか

 (これ、漁業調整規則違反じゃねえの?)

 とか

 (浜値とほとんど変わらない。利益だいじょうぶ?)

 とか

 色々思いながら見ていると

 

 大きなガザミが2匹入って400円ぐらい

 おー!ラッキー!

 

 家に帰って甲羅を開けるとカニミソびっしりでした

 

 さてどうしよう?

 (こいつ、殻が固いから食うのめんどくせえんだよなあ・・・)

 

 フライパンにオリーブオイルをドバドバ入れ

 ニンニクを包丁でたたきつぶして投入

 サヤの唐辛子をちぎって投入

 甲羅を外したガザミを手で半分に折り、エラを取り除いて

 甲羅と共にフライパンへ投入

 日本酒をガーッと入れ

 フタをしてガスの火を付けて

 

 別の鍋にお湯を沸かして、塩とパスタを投入

 

 カニが真っ赤に蒸し上がったらフライパンのフタを取ってトマトジュース(どろっと濃いヤツ)をドバドバ投入

 沸き立ってきたら火を止め

 塩、こしょうで味を調整して

 茹で上がったパスタを投入し

 がーーーーっと混ぜる

 

 以上(笑)

 大量のカニミソのおかげでソースがトロリと良い感じになりました

 

 原価300円以下

 包丁もまな板もほぼ使わない

 1人前ガザミ丸々一匹入りパスタ完成

 なにしろ、カニの鮮度が良くてカニミソたっぷりなので美味いです

 ヘラガニだと歯でかじって殻を割れますけど、ガザミは殻が固いのでハサミを使った方がいいかも

 

 

 「調味料の量が書いてないと解んない~」

 って言う人

 カニとトマトですでに美味いんで、塩加減を少々間違えたって美味いんですよ(笑)

 

 思えばペスカトーレとかアクアパッツアって

 そもそもは漁師がこんな風に作ってたのが元なんでしょうから

 こっちが正統(笑)

 

 

 

 新しい大臣が決まりましたね

 

 お仕事でやってたってことは重々承知しております

 実際のご本人は一生懸命勉学に励まれてたことと存じます

 けど

 私の漠然としたイメージとしては

 中学の時ヤンキーだった同級生が大臣になっちゃった(汗)

 って感がどうしてもぬぐい切れません

 

 「顔は止めな、ボデイーにしな」